思い出の学び舎に別れ 市内小学校で卒業式


 平成26年度小樽市立小学校の卒業式が、3月19日(木)・20日(金)の2日間にかけて行われ、市内24校の922名(男474名・女448名)が、6年間の思い出が詰まった学び舎を後にした。
0320ihahosyo1.jpg 市内中心部に位置する稲穂小学校(富岡1・寺澤真校長)は、10:00から本校2階体育館で、第68回卒業式を開いた。
 同校は、1895(明治28)年2月16日に発足し、1995(平成7)年には開校100周年を迎えた。平成25年度卒業生を含め、24,298名の卒業生が巣立ち、今年度は、65名(男28名・女37名)が卒業した。
 体育館では、在校生や教職員、保護者、来賓が拍手で出迎える中、真新しい制服やおめかしした晴れ着に身を包んだ卒業生が、緊張した面持ちで入場。寺澤校長から、ひとりひとりに卒業証書が手渡された。
 寺澤校長は、「勉強や運動に真剣に取り組む時の皆さんのきらきら輝く笑顔が大好きだった。0320ihahosyo2.jpg稲穂小学校の校歌に、相手を思いやる気持ちを身に着けようという意味の”つちこうは まことの力”とある。これから、社会で生きていく上で、様々な人と関わりがあると思うが、その時、相手を思いやる気持ちがもっとも大切になる。相手を思いやる気持ちがあれば、成すべきことを判断し、行動に移すことができると思う。まことの力をこらからも忘れずに、行動できるよう願っている。素晴らしい仲間と過ごした思い出を胸に、自分の目標に向かって、一歩一歩前進してもらいたい」と激励した。
 在校生と卒業生が向かい合う「お祝いのよびかけ」では、学芸会などの学校行事やクラブ活動、児童会などを振り返りながら、在校生から感謝の気持ちや励ましのよびかけがあり、卒業生は、楽しかった6年間を振り返り、卒業の決意を言葉にした。
 卒業生全員で「さくら」を歌い、その後、全校生徒で「空高く」を、元気な声で歌い、6年生の門出を祝った。