災害時備え安心安全を守る イオンと済生会が協定締結


 災害援助活動に取り組む社会福祉法人恩賜財団済生会支部北海道済生会と、安心して暮らせるまちづくりに貢献するイオン北海道株式会社は、「災害時における支援協力に関する協定」を締結した。
 昨年末に同会は、同社へ災害時における支援協力を相談し、趣旨に賛同。具体的な協議を経て、協定を締結するに至った。
saiseika-aeon.jpg 協定書の調印式は、3月17日(火)13:00から、同院(築港10)管理棟2階講堂で行われ、同会・城守支部長と、同社・星野三郎社長が出席し、協定の調印を交わした。(写真提供:済生会)
 締結の目的は、「両者の支援協力要請を事前に定めることで、小樽市内において、地震などの大規模災害が発生した場合やまたは恐れがある場合において、済生会とイオン北海道(株)が、相互の支援協力を持つことにより、小樽市内における災害応急対策および、災害復興対策が円滑に実施されること」としている。
 主な協力内容は、同社からは、イオン小樽店の食料品・衣料品・寝具類などの他、災害応急対策のために必要な物資の提供を受け、同会からは、イオン小樽店の敷地内で災害や大規模事故により多数の負傷者が発生した場合、被災者の応急救護のために医療チームを派遣する。
 同会では、国内外で災害支援活動に取り組み、2011年東日本大震災では、発生直後、災害派遣チーム(DMAT)が出動し、医師・看護師等を派遣して協力している。
 また、同社は、北海道警察および店舗所在地の全自治体(20市4町)と「災害時における物資の供給等防災に関する協定」を締結し、災害時に備え体制を整えている。
 イオン北海道 災害時における支援協定について