アメリカから特別講師 うんどう塾の春期講習会


dancesports2.jpg 未来のジュニア選手育成を手がける、ダンスうんどう塾(小林英夫塾長)は、ダンスにおける身体動作の増強を図る春期強化講習を、3月31日(火)から4月2日(木)まで、運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開いた。4月9日から11日のアメリカ・サンディエゴでの大会出場に向け、選手らは練習に汗を流した。
 昨年に引き続き、アメリカから特別講師として、アメリカンリズムファイナリストのマーカス・ジョンソン選手(39)を招き、本場のアメリカンリズムやスムースの習得に重点を置く、ダンス漬けの合宿が始まった。
 マーカス・ジョンソン選手は、21歳でプロとなり、コーチやデモンストレーション(実技指導)を行う指導者として活躍中。
dancesports1.jpg 同合宿には、小樽本部以外の同ダンス塾に通う千歳・函館・札幌や、遠くは鹿児島などから、初心者を含むジュニア20名と指導者7名が参加した。
 年3回開かれる強化合宿は、特に競技における技術向上を目指し、アスリートとしての自覚を促し、人格形成と心身の成長を図るために行われている。春はアメリカから、夏はイタリアやロシアからプロのダンス講師を招き、冬は小林塾長が指導を行い、最強のダンスの習得を目指す。
 同会場に集合して、1日6時限のレッスンがあり、3日間で16時限のレッスンが組まれ、夜遅くまでダンス漬けの合宿となる。最終日には発表会を予定している。
 レッスンでは、通訳も務める吉田結女さん(静岡県)がパートナー役となり、講師自ら手本を示し、熱のこもった指導が続けられた。
 参加者は、講師の手本を見ながら、パートナーをローテーションさせ、音楽に合わせて体を動かし、真剣な表情で取り組んでいた。
 吉田さんは、ボールルームダンス(ダンススポーツ)学位を取得するため、アメリカのUtah Valley University(ユタバレー大学)に留学を予定しており、「4歳でバレエを始め、11歳でダンスうんどう塾の塾生となった。合宿は昨年から参加し、雰囲気が違って楽しい。アメリカの先生から指導を受け、文化や音楽の大切さを学び、本来、楽しむ気持ちがなくては踊れないということを知った。改めて、自分の足りない部分を知った」と話した。
 小林塾長は、「アメリカから講師を招き、アメリカの音楽表現のテクニックを学べる。上級者と初心者が一緒に学ぶことで、先輩を見て刺激を受け、将来像や夢を描いでもらいたい」と話した。
 同塾は、アスリートの育成に力を入れ、数々の選手を輩出。これまで行われた、ダンスうんどう塾独自の強化講習に加え、この度、JOCから、オリンピック有望選手認定、同指導者認定を受け、2020年オリンピック招致活動に合わせて、より効果的な学習を推進している。
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