無農薬野菜が児童図書に! 市内2校へ本を寄贈


 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(石山和則実行委員長)は、市内2校の小学校へ新刊児童図書122冊(20万円相当)を寄贈した。
 その贈呈式が、4月22日(木)14:00から、小樽市教育委員会(花園5)2階教育長室で開かれた。石山実行委員長をはじめ、しりべしなんでも百姓くらぶ・滝下純一郎代表と同・村上順一事務長が出席し、上林猛教育長へ本を手渡した。
hyakusyoclub.jpg 今回の図書は、高島小学校へ「大津波のあとの生きものたち」や「語りつぎお話」など74冊、桜小学校へ「ジュニア学研の図鑑Aセット」など46冊の合計122冊(20万円相当)が贈られた。
 都通り商店街では、毎年5月上旬から11月の中旬までの毎週土曜日11:00〜13:00頃(売り切れ次第終了)に、新規就農者が集まるしりべしなんでも百姓くらぶが中心となり、採れたての無野薬野菜や手作りケーキやプリンなどを即売している。
 社会貢献のために会員達が協力して、売上の一部(1件につき500〜1,000円)を毎回徴収し、同事務局で取りまとめ、毎年約20万円程を集め、それを図書購入の費用に充て、本の寄贈を続けている。
 最初は、社会福祉協議会へ寄贈し、平成21年度から24年度までは、市立小樽図書館へ累計387冊(80万円相当)を寄贈。市内小中学校の図書購入予算が全国的にみて少ないと聞き、平成25年度から稲穂小学校と花園小学校へ計62冊(20万円相当)を寄贈、7回目となる平成26年度は、高島小学校と桜小学校へ寄贈を決め、学校側から必要な図書を選んでもらった。

takashimabook.jpg sakurabook.jpg

 寄贈を受けた上林教育長は、「新しい本が学校の図書館に入ると、子ども達の喜びはすごい」と感謝した。
 同くらぶの滝下さんと村上さんは、「都通りの野菜販売では、皆さんに応援してもらい、出店料の代わりに、500〜1,000円を集めている。市民の役に立つことに使おうと本の寄贈を始めた。子ども達から本がリクエストされるように続けていきたい」と話した。
 同無農薬野菜即売会は、しりべし百姓なんでもくらぶ加盟の35件の農家の内、12〜13軒が同商店街の桂園からオーセントホテル側までのアーケードの中で出店し、採れたての野菜や卵・はちみつ・ケーキ等を即売する。
 今年度は、5月2日(土)にスタートし、5月中は、卵やはちみつ・越冬野菜のにんじん・じゃがいも・山菜を販売。その後、徐々に野菜が揃う。生産者による対面販売で、旬のものを美味しく調理する方法なども教わることができ、楽しみにしている市民も多い。売り切れると時間内でも閉店。11月の中旬まで毎週土曜日に開催。
 関連記事