森井市長初の市議会!第1回臨時会5/22・25の2日間

 平成27年小樽市議会第1回臨時会に提出予定の議案についての報告が、5月19日(火)17:00から、小樽市役所(花園2)2階市長応接室で開かれた。
 森井秀明市長は、就任後3週間を振り返り、「市政の状況を把握するために目まぐるしい日々が続き、今回、臨時議会と言えども初めての議会となるので大変緊張している。市役所の皆さんに協力してもらいながら、スムーズでしっかりとした議会運営ができるよう努力しているところ」と話した。
 第1回臨時議会は、20日(水)に告示し、22日(金)・25日(月)の2日間の日程で実施する。提出議案は、4件の人事案件と専決処分報告として条例関連が3件と予算関連が2件の5件。人事案件のうち、議会選出の監査委員の選出については、臨時会の2日目に追加提案する。
 副市長の選出については、最終的な判断に至ることができず、臨時会での提案は見送る見通し。来月開会予定の第2回定例会までには提案することを明らかにした。
0519mayer.jpg 迫総務部長が提出議案を説明。小樽市監査委員の選任や小樽市職員懲戒審査委員会の委員の任命など、人事案件4件について説明した。
 専決処分報告では、条例の改正が3件あり、条例の改正が3月や4月のため、第1回定例会では提案できなかったため、専決処分した。
 所得に関係なく負担する均等割と平等割、所得額で増減する所得割がある国民健康保険料について、大きな改正があった。このうちの均等割と平等割について、7割軽減については変更はないが、5割軽減と2割軽減の対象世帯に係る所得判定基準の見直しを行うため、小樽市国民健康保険条例の一部を改正する条例を、平成27年3月30日に専決処分したもの。この改正で、これまでより所得の高い層が軽減世帯に含まれることになる。
 報告2件目としては、市税条例等の一部を改正するもので、ふるさと納税について、確定申告によらずに、住民税を減額する仕組みとなる。
 軽自動車税については、本年4月以後に新規検査を受けたものから税率が引き上げられるが、エコカー税制を創設し、平成28年度分のみ25〜75%減税される。
 小山財政部長は、平成26年度小樽市一般会計の繰越明許費の繰越について、小樽市住宅事業特別会計の繰越明許費については、オタモイの公営住宅の用途廃止事業費を繰り越すもの。介護保険事業特別会計は、介護保険事務処理システム改修経費を繰り越すもので、繰越額は、一般会計は545,661,000円、住宅特別会計は23,000,000円、介護保険事業特別会計は2,204,000円となることを報告した。
 質疑応答では、
 Q:通常は副市長人事後に市幹部人事となるが、副市長の先送りについて
 A:かなりギリギリであるが、副市長人事は臨時議会では見送り、市幹部人事や市人事については通常通り。副市長については、内部外部の両方について考えている。2人制については、現時点では考えていない。
 Q:どんな人物を思い描いているか?
 A:市民と約束した公約の中で、それをサポートし、実現に向けて取り組んでくれる人を選びたいと思う。市議で市政に携わった後、8年の間が空き、様々なことを把握しきれていない。外部登用も可能性があり、3週間では調整できなかった。検討する時間がほしい。
 ドリームビーチについての質問では、「現状を聞いたばかりで、違法状態については、是正し改善することが第一であるが、海水浴場を開設するしないに関わらず、人が来ると思われるため、安全面において状況をしっかりと考えていかなければならない。情報収集が必要となる」と回答した。