速く走りたい!"かけっこ教室"に小学生376名


 運動会を控え、走るポイントを伝授する”かけっこ教室”が、5月17日(日)9:30から、小樽市陸上競技場で開かれた。主催:小樽後志陸上競技協会(八田盛茂会長)。
0524kakekko1.jpg 市内小学生1年生から6年生まで376名が参加し、市内外の中高の陸上部監督やアスレチックチームのコーチなど、指導経験豊富なコーチ20名が、正しい走り方のポイント等を伝授した。末広中学校と桜陽高校陸上部18名もサポート役となり、子ども達へ手本を見せた。
 広々とした競技場のフィールドには、学年と男女別で分けた10班が散らばり、各班には、2名のコーチが指導にあたった。準備運動後、背筋を伸ばした姿勢や腕振りなどの基本姿勢、スタートや加速について練習した。
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 1年男子54名を指導する西陵中学校・岡崎利美教頭は、高さ20cmのミニハードルを使用して、歩幅を広げる練習や回転を速くする練習を繰り返した。運動神経を伸ばすコーディネーショントレーニングを取り入れ、能力と集中力を高め、子ども達が楽しみながら参加できるよう配慮した。
 競技場のスタンド席は、我が子の様子を見守る保護者で埋め尽くされた。
 同教室は、昨年から開催され、約240名が参加している。今年度はすでに、5月2日に、小樽市立稲穂小学校グランドで、かけっこ教室が実施され、小樽市教育委員会・小樽陸上競技協会・西陵中学校陸上部が協力して、緑・色内・稲穂小学校の1年生から6年生まで約160名が参加して、スタートや速く走るための様々な練習が行われた。
0524kakekko3.jpg 同協会平井秀昭理事長は、「運動会で良い記録を出せるように実施し、また、陸上に関心や興味を持ってもらいたい。明日のアスリートを発掘し、将来、オリンピック選手を育てたい」と話した。
 初めて参加した塚田朝陽君(2年)は、「走る練習をして楽しかった。運動会では頑張りたい」と話し、様子を見ていた父親は、「今年リレーの選手になり、自分から教室に参加したいと張り切っている。応援してあげたい」と話した。
 小樽市内の小学校では、5月30日(土)に運動会を予定している学校が多く、直前の教室となり、より効果が期待される。
 小樽後志陸上競技協会
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