15団体を審査 ふるさとまちづくり協働事業選考会


 平成27年度小樽市まちづくり協働事業選考会が、5月18日(月)13:20から、市役所(花園2)消防庁舎6階講堂で開かれ、15団体が出席した。
 今年度は、4月1日から17日まで募集期間を設け、新規事業13団体と継続事業3団体の応募があり、審査には15団体が参加した。
h27furusato1.jpg 民間の委員で構成する審査委員(大津晶委員長)7名の厳しい視線の中、各団体は、事業内容を5分以内で発表し、その後の5分間で、審査員からの質問に答えた。
 ふるさとまちづくり協働事業は、市と市民との協働による個性豊かなふるさとづくりを進め、主体的に行われる公益性の高いまちづくり事業を実施する団体に対し、30万円を上限に助成金を交付する制度。助成金は、小樽ファンが支えるふるさとまちづくりの寄付金の一部を使用している。
 継続2回目のおたるワークステーション(おたるワークキッズ)は、市内の子ども達に地域の様々な仕事を実際に体験する機会を設け、それを通じて子ども達が小樽の良さを感じ、将来への夢を抱いてもらおうと、母親達が集まり実施した。
 昨年度は、5回目となる会社訪問や、ウイングベイ小樽を会場に職業体験を行うツアー編に、様々な企業が集まった。子ども達が職業体験を行うイベントには300名が参加し、年々参加人数が増加している。今年度は、職業体験の幅を広げ、米の収穫体験なども組み入れる予定。
h27furusato2.jpg 竹下笑子代表は、「子ども達が、将来小樽を思い出し、新しい力となって小樽を活性化してもらいたい」と話した。
 新規事業のゆるたべライブ in おたる(おたるご当地向上委員会)は、小樽にご当地キャラクターを集結させ、道内のミュージシャンと市内と近郊の企業によるグルメブースを設けたオリジナルのイベントを企画。
 キャラクターとのふれあいだけではなく、参加者と一緒にゲームを楽しめる企画などを実施する予定。
 小樽ご当地キャラクター運がっぱ担当の長谷川義之さんは、「ご当地キャラクターを、いろいろな人達に活用してもらいたい。ご当地キャラクターは、子どもや大人までもを笑顔にできると日々感じている。このイベントを開催することで、小樽へ来たことのない人が訪れたり、長時間滞在し、また、リピーターとなってもらえるのではと思う。小樽全体を元気にしたい」と事業への思いを語った。
 他にも、歴史的建造物の再利用を提案するコンテストを実施する事業や、旧手宮線跡地に、地域住民と一緒に四季折々の花を咲かせる事業など、小樽に賑わいを作り活性化に繋げる事業が目立った。休憩を挟み、16:00過ぎまで続けられた。
 選考会の審査に基づき、審査委員会が市長に報告。市長が助成対象事業を決定する。5月下旬までには、応募団体への通知を予定している。
 ふるさとまちづくり協働事業
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