第1回おたる社協まつり! 福祉に理解と関心を


 小樽市社会福祉協議会(富岡1・野坂和弘会長)は、6月28日(日)10:00から15:00まで、小樽市総合福祉センター(富岡1)及び保健所駐車場を会場に、第1回おたる社協まつりを開催した。
syakyoumatsuri1.jpg 市民に、社会福祉協議会が実施している事業の周知と、福祉への理解と関心を深めてもらうことを目的に、小樽市や小樽市共同募金委員会、民生児童委員協議会、日本赤十字社小樽市地区や塩谷福祉会、ケアサポート笑こころなどが参加した。
 事業の紹介や健康・後見制度の相談、車いす・高齢者擬似体験や救急処理体験、災害時の炊き出し訓練、点字図書館見学ツアーなどのコーナーを設け、スタッフ約90名が協力した。
 保健所駐車場では、小樽ご当地キャラクター運がっぱが来場者を出迎え、グッズ販売や運がっぱをデザインしたピンバッチ付きの共同募金を募った。
 後志報恩会シェアリング和光では手作りパンを販売し、保健所職員による食べ物コーナーでは、運がっぱの焼き印がついたパンケーキやおにぎりなどの販売、先着200名に綿あめとポップコーンを無料配布した。
syakyoumatsuri2.jpg ケアサポート笑こころ(松ヶ枝1)は、手作りのシフォンケーキやサブレ・クッキーなどの焼き菓子を販売し、利用者も販売を手伝った。
 塩谷福祉会(塩谷4)は、北海道産のはちみつや、種からハウスで育てたマリーゴールドやルピナス・ビオラなどの花の苗を格安で販売していた。
 民生委員の協力で、レスキューキッチン(災害時の炊き出し)を使った訓練を実施し、豚汁200食分の炊き出しを体験・見学することができた。
 小樽市総合福祉センター内では、1階から4階まで様々なコーナーを設け、社会福祉協議会や民生児童委員協議会、ガールスカウト・ボーイスカウトなどの団体の活動紹介がされていた。
 ガールスカウト北海道16団は、少女や若い女性の可能性を最大限に伸ばすことを目的に活動する世界最大の社会教育団体の活動内容を知らせ、賛同する会員を募った。年長から高校3年生までをガールスカウト、高校卒業後はリーダーとなる。同16団は、東日本復興支援のため東松島市でボランティアとして参加し、最近では、植樹に参加したり、奉仕活動を中心に活動している。
syakyoumatsuri3.jpg 2階の日赤救急処置法体験コーナーでは、心肺蘇生法や止血、パンストを使った応急手当を日赤防災ボランティアの指導により体験した。
 心肺蘇生法を初めて体験した千秋慧汰君(小3)は、「押すところ(胸骨圧迫)が難しかったが、この方法を覚えて、倒れている人を助けてあげたい」と話した。
 他にも市内のとみおか・いなきた児童館と塩谷児童センターの職員の協力により、ゲームコーナーを設置。カーリング大会や輪投げ大会、玉入れ大会など、子どもから大人まで楽しめるブースが並んでいた。
 おたる社協まつり前田正夫実行委員長は、「社協は、何をしているところなのか分からない人が多いため、社協の仕事を知ってもらいたいと実施した。開会前から多くの来場者があり、通常業務の他に、まつりのための準備に協力してくれたスタッフに感謝している。今年の反省点を話し合い、来年度に向けて考えていきたい」と話した。
 小樽市社会福祉協議会HP