天狗山山開き 清掃登山に200人参加


tenguclean1.jpg 小樽天狗山の山開きイベント「クリーンハイキング」が、6月7日(日)10:00に行われた。
 冬場にスキー場を利用する市民やインストラクターをはじめ、子どもから大人まで約200人が参加し、心地良い汗をかいた。
 小樽のシンボル的な存在の天狗山(標高532.5m)は、市の中心部より南西に位置し、山頂の展望台からは、市街地や小樽港・石狩湾、遠くは暑寒別連邦や積丹半島まで望め、国内外からの観光客が訪れている。冬は、スキー場として市民に親しまれ、スキー選手の練習場となっている。
tenguclean2.jpg クリーンハイキングは、小樽天狗山観光振興会(岡田浩司会長)が主催。6月5日の「世界環境デー」に合わせ、2006(平成18)年から、清掃活動を行いながら天狗山の自然に触れ、健康づくりのひとつとして登山を実施し、今年で10回目を迎えた。
 参加者は、天狗山ロープウエイ山麓駅前駐車場で受付を済ませ、軍手やゴミ袋、飲み物、ロープウエイ下り便無料券、山頂レストランソフトクリーム割引券、花の種が配布された。
 怪我のないように準備運動を行った後、スタッフ3名が同行し、スキー場内のロングラインコースの清掃をしながら、山頂を目指した。
 中腹からは小樽の町並みや小樽港や石狩湾の眺望を楽しみ、蕨などの山菜を採りながら、春山を満喫していた。
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 早い人は、60分ほどで山頂に到着。豚汁が振舞われ疲れを癒した。山頂駅舎前で、参加者全員で記念撮影を行い、解散となった。
 本間琴葉さん(小6)は、「天狗山へはスキー学習で来た。疲れるけど楽しい」と話し、母親は、「雪も溶け気温も高くなり、登山したいと思い初めて参加した。冬にしか来たことがないが、山を綺麗にしたい」と話した。
 本日から、山頂のシマリス公園がオープンし、約20匹のシマリスが愛くるしい姿を見せ、楽しませてくれる。
 小樽天狗山ロープウエイ