中学生と琴の合同演奏会 咲楽雅会


 琴・三絃(三味線)・ドレミニ琴・ソプラノ琴教室「琴 咲楽雅会」(大林朋子代表)の1年間の集大成となる演奏会「琴 咲楽 2015」が、6月14日(日)13:30から、小樽運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれた。
kotosakura1.jpg 同会会員12名と、ギター・ベース・ピアノの演奏者3名、西陵中学校音楽部と末広中学校合唱部23名とHula(フラ)の1名が出演。市民や保護者ら140名が和楽器と洋楽器、合唱やHulaの合同演奏会を楽しんだ。
 はじめに、琴と三絃、ドレミ二琴で「越後獅子」が演奏され、会場には、琴の優雅な音色が響き渡り、日本の伝統楽器の素晴らしさを体感した。
 中学校では、和楽器の授業が義務化される中、大林代表がPTAだった縁で、西陵中学校の箏曲の授業の講師を務めている。短い授業時間の中で、生徒達は琴に興味を示し、独自に練習を重ね、授業の中での練習曲「さくら」を習得した。今回の演奏会では、同校1年から3年までの音楽部11名と大林代表が三絃のアンサンブルで演奏し、大きな拍手に包まれた。
 また、合同で合唱を練習している末広中学校合唱部12名も加わり、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲「プレゼント」、自由曲「海の宇宙」、先日出場した市民合唱祭で演奏した「桜の雨」の3曲を、大西里紗先生の指揮で、小崎ゆかり先生のピアノ伴奏に合わせて演奏。澄み切った歌声が聴衆を魅了した。
kotosakura2.jpg 2部は、Hulaやギター・ベース・ピアノの講師陣が加わり、和と洋の伝統文化のコラボレーションを楽しんだ。アンコールでは、出演者や来場者も一緒に「ふるさと」を歌い、和やかな雰囲気に包まれた。
 娘の演奏を見に来た福田新一さんは、「いっぱい練習した成果で素晴らしかった。7月に開かれるNHKの合唱コンクールにも頑張ってもらいたい」とエールを贈った。
 西陵中学校音楽部大橋美月部長(3年)は、「練習時間は少なかったが、ひとりひとりがしっかり練習し、4つのパートに分かれて演奏した。琴は風情があり、弾くのが楽しい」と話した。
 大林代表は、「少ない時間を活用して練習し、とても素晴らしい演奏だった。先日、打ち合わせに行くと、3年生としての意識を持ち、アンサンブルで演奏すると聞いていた」と話していた。
 琴 咲楽とプルメリア・フラグループ おさらい会 9月27日(日)開演13:00
 夢トピアコスモプラザ(札幌市手稲区星置1条) 入場無料
 小樽アーティストバンク大林朋子
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