個性ある面白い作品展!「第11回睛竜会展」


 絵を描くことが好きな市民が集まる「第11回睛竜会展」が、6月17日(水)から21日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
seiryukai1.jpg 同会(河合幹夫代表)8名の水彩・油彩のF6号からF50号までの絵画作品43点を展示している。
 会名の睛竜(せいりゅう)会とは、中国のことわざで、物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ「画竜点睛」に由来している。絵画においても最後の仕上げが重要であることから命名され、九分通り出来上がっているのに、大事な一点が足りない場合や、また、一筆が必要ない場合など、どこでおしまいにするか決断が大事だという。
 以前は、老荘大学OBを対象としていたが、現在は、絵が好きな人なら誰でも入会できる。会としての例会はなく、年に1度、作品に向けて、余暇を活用してそれぞれが制作に励み、日頃描き貯めた中から自信作を持ち寄り、ほぼ新作を発表している。
seiryukai2.jpg 河合代表は、風景画を得意とし、釧路湿原の朝を50号にダイナミックに描いた作品など5点を発表。杉山英二さんは、宏楽園の庭や旧手宮線の緑を生き生きと描き、北大の名所の秋のイチョウ並木など、個性を生かした作品に仕上げた。八幡郁子さんは、静物画を7点出展し、野菜や壷・鏡餅など、丁寧に描かれている。
 河合代表は、「出展者の気持ちとして、作品を見て感動してもらいたい。絵に詳しい先生に意見を頂き、励みや勉強になる。それぞれに個性があり比較もでき面白い作品展だと思う」と話した。
 第11回睛竜(せいりゅう)会展
 6月17日(水)〜21日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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