"花想うとき" 写真愛好家の初個展


 市内在住の写真愛好家・石郷岡祥子さんの初個展「花想うとき」が、6月17日(水)から21日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開催している。
 カメラを手にして15年、その間の10年ほど、庭先の花々を被写体に、撮り貯めた作品を一気に紹介している。
hanaomou1.jpg スズランやツツジ・シクラメン・タンポポなど、独自の切り口で写真に収めた感性光る27点と組写真4点、野の花5点など約70点を展示。華やかさや可憐さ、優しさなど様々な花の表情に、来場者は見入っていた。
 小樽出身の石郷岡さんは、2000年に北海道新聞文化教室の「やさしい写真教室」を受講。仕事と母親の在宅介護のかたわら、自宅周辺の花の写真を撮り楽しんでいた。仕事も介護も終わり、今もレンズ越しに見える花の表情に魅了され、マクロや望遠レンズを持ち出し、試行錯誤で傑作を求め撮影に没頭する。
 バックのぼかしや花の切り取り加減に、石郷岡さんの絶妙なセンスが光る。仕事関連のカレンダーに使用したり、友人へフォトブックをプレゼントしたり、新年の挨拶状の挿絵など、様々なシーンで花の写真が生かされている。
 また、手宮緑化植物園内にある緑の相談所の花の写真展に作品を提供している1人でもあhanaomou2.jpgる。最近では、花の水滴を撮影する写真に影響され、写真集を参考に撮影を試みるなど、好奇心も旺盛だ。
 会場では、来場者の質問などにも応じ、画題と植物名、花言葉を記載した作品の、花のリストやポストカードも配布している。
 石郷岡さんは、「昨年、個展の開催を考えはじめ、普段会えない友達に会えるチャンスと思って実現した。花が好きな方をはじめ沢山の方に観ていただきたい。これからも、レンズ越しの花の世界を楽しみたい」と話した。
 写真展 花想うとき 6月17日(水)〜21日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2 入場無料
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