第2回定例会開会 森井市長が所信表明

 小樽市議会(横田久俊議長)の第2回定例会が、6月18日(金)10:00から、市議会本会議場で開会。会期は、6月18日(木)から7月6日(月)までの19日間と決定した。
 今後4年間の市政運営、まちづくりについて、森井市長は所信表明を行い、「住みよいまち小樽」「人にやさしいまち小樽」の実現に向け、5つの公約を掲げた。
 1つ目は、除排雪体制の整備や防災対策、泊発電所の再稼働の反対、街路防犯灯のLED化を進めるなど「安心安全なまちづくり」。
 2つ目は、人口減少に歯止めをかけるために、子育て支援と高齢者対策の充実。
 3つ目は、中心市街地の環境整備開発と空き家対策。
 4つ目は、学力向上と心身の健やかな成長を目指した豊かな教育環境の構築。
 5つ目には、小樽の街が元気になる経済対策として小樽の素晴らしさを、国内や海外へ向けて発信し、積極的なセールスを実施。地域経済の活性化を図ることにより雇用の場の拡大に努め、若い世代の地元の定着を目指す。
0618council.jpg また、カジノは、小樽が持つ環境や風土に適さない施設とし、誘致に向けた取組みは考えていないとした。
 同定例会での提出議案は、平成27年度小樽市一般会計補正予算(先議予定)を含めた予算議案3件。小樽市市営住宅条例の一部を改正する条例案及びその他の議案11件、専決処分報告などその他の報告が5件、追加提案の人事案件2件を予定している。
 今回の補正予算(案)の概要は、ドリームビーチ海水浴場を市が緊急に開設するため、補正予算(先議分)に1,290万円を計上。通常分の一般会計5億2,097万1,000円と住宅事業特別会計1,000万円を合わせて5億3,097万1,000円。合計で5億4,387万1,000円。一般会計の財政規模は、556億2,548万円となった。
 森井市長は、銭函の海水浴場ドリームビーチの件について「海水浴場組合が、建築基準法違反となっている既存建物を全件除却することができず、今年の海水浴場開設を断念したが、多数の海水浴客が訪れることを想定し、安全対策を講じる必要があり、緊急避難措置として市営で海水浴場を開設することとし、1,290万円を計上した」と説明。早期に着手しなけらばならず、25日(木)の予算特別委員会で審議し、26日(金)の本会議で採決する予定。しかし、絶対多数を有する自公民は、すんなりとは認められないとしており、前途は不透明だ。
 上林猛教育長は、平成27年度小樽市教育行政執行方針を述べた。学校教育分野の重点施策として、確かな学力や豊かな心を育成、教育環境を整し、社会教育施設では、様々な特別展を企画し、文化財の保存、市民スポーツの振興など幅広く盛り込んだ。
 各会派代表質問は、22日(月)・23日(火)の両日に、一般質問は、24日(水)に行われる。
 市長提案説明
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 本会議における質問通告一覧
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 小樽市議会 会派別名簿
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