小樽運河~梁川通り界隈を散策 ガイドツアー!

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yanagawatour1.jpg 市立小樽美術館(色内1)で開催中の特別展「小樽運河・いまむかし」の関連イベント、「小樽運河~梁川通り界隈を歩く」ガイドツアーが、6月27日(土)9:30から行われた。主催は梁川商店街振興組合。
 運河保存運動の父と言われる藤森茂男氏の作品に刻まれた小樽運河の周辺を散策し、同氏のゆかりの地・梁川通り界隈を訪ね、梁川グルメを味わうなどの内容で開かれた。札幌・小樽からの事前申込み31名と、当日参加者を合わせ約35名が参加した。
 4月25日(土)から始まった「小樽運河・いまむかし」は、小樽運河を守ったデザイナー藤森茂男氏(1936-1987)を中心に、小樽にゆかりのある24名の作家の運河を題材に描いた60点を紹介する、小樽運河をテーマにした過去から現在までを網羅した特別展。これまでに来場者は3,000人を超え、改めて小樽運河の地名度や市民らの関心の高さが伺える。
yanagawatour2.jpg 参加者は、9:30に市立小樽美術館に集合。3班に分かれ、おたる案内人が2名ずつ同行した。
 はじめに、特別展を鑑賞し、同館・星田七重学芸員による解説があり、藤森氏の経歴や功績を紹介。保存運動に情熱を注き、運河を全面保存でなれれば意味がないとの強い信念を持ち続けた。
 埋め立てる前の運河の素晴らしさをハガキやポスターで知らせるツールのために絵を描いた点が、他の作家とは違い、代表作「赤い運河」は、体調を崩しながらも、1983年、運河の杭打ちが始まり、埋立工事が着手された日1日で描き上げた血の涙が滲んだ作品と言われる。
yanagawatour3.jpg その後、おたる案内人がガイド役を務め、金融資料館や小樽倉庫などの建築物等の解説に耳を傾けた。藤森氏の情熱を注いだ時代に思いを馳せながら、小樽運河周辺から梁川通り界隈までの散策を楽しんだ。
 懐かしい魅力を感じる梁川通商店街では、老舗から新店舗まで様々な職種の店舗が軒を連ね、藤森氏が開いた藤森画廊(兼自宅)や商店主を訪問したり、昼食には、梁川グルメを堪能した。
 同商店街にある中央市場3号棟では、小樽中央市場協同組合総務・佃多哉志さんによる同市場の歴史等が語られ、「人口減が重く響き、市場内の空き店舗を利用し、飲食店とする考えや、新しい活用法を模索している。地元の人を大切にする商売を心がけ、空き店舗を少なくし、賑わいのある場所にしたい」と市場への思いを述べた。
yanagawatour4.jpg また、同じ棟内の空きスペースで開催中の「デジナーレの精神~藤森茂男の実像」のコーナー前で、梁川商店街活性化委員会の平山秀朋さんは、藤森氏に関連した資料の展示物の解説を行った。
 龍宮神社訪問がガイドツアーの締めとなり、宮司の話を聞き、有意義な時間を過ごした。
 夫婦で参加した市内在住の中井嘉明さん(80)は、「藤森氏とは、一緒に仕事をしたことがあり、懐かしく思った。小樽に住んでいても知らないことが多く、ガイドツアーに参加してみようと思い、楽しんでいる」と話した。
 同特別展関連事業として、第1弾は妻の藤間扇玉さんと同館佐藤敬爾館長の対談「展示室講話”夫 藤森茂男と生きた日々”」、第2弾は故藤森氏の長女で舞踊家の藤間扇久華さん(藤森五月)が、運河の絵画を背景に、クラッシク音楽に合わせ、創作舞踊を上演する「絵画と舞踊のコラボレーション”運河との対話”」、第3弾は、札幌コダーイ合唱団ミュージアムコンサート”はるかなる国と時代へ旅する”」が行われた。
 小樽運河・いまむかし 運河保存運動の父・藤森茂男特陳 4月25日(土)〜7月5日(日)
 市立小樽美術館(色内1)展示室
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