市内在住の作家11人集う! "THEY展"


 市内在住の作家11名が集う”THEY展”が、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・市民ギャラリー1・2を会場に、7月15日(水)から20日(月・祝)までの日程で始まった。
 平面から立体まで、作家の感性が光る作品54点を展示している。代表の三宅悟氏が、作家仲間のTHEY(彼ら)に「どうしているか?」と呼びかけ、今回の作品展が初開催された。
theyten1.jpg 「市民ギャラリー1を会場に、小川豊氏と高橋一文氏と上嶋秀俊氏の若手3名が現代美術の展開を楽しめる空間を作り上げた。3名の作品が偶然結びつき、今までにない魅力的な空間を作り上げている」と三宅氏は話した。
 小川氏は、内面の世界を表現する心のひだシリーズの新作で、昨年12月から今年4月まで、約5ヶ月間製作に費やし、幅4.6m・高さ1.8mの大作を出展。
 高橋氏は、円をモチーフに立体造形を得意とし、今回は白樺の表面の写真を並べ作品にするなど新たな挑戦を発表。
 上嶋氏は、自然の中にある植物や水、火が寄り添い大きな喜びのメロディーを奏でる様子を壁いっぱいに表現したインスタレーション作品を発表している。
 代表の三宅氏は、お気に入りの北手宮の風景を冬バーションで、F60号2枚の大作で発表。独特のやわらかなタッチでのどかな風景を描いている。
 菅原おりえ氏も、新たな挑戦として水彩色鉛筆とクレパスを使い、子どもを題材に5枚を出展。油彩とは違った作風に仕上がった。

theyten2.jpg theyten3.jpg theyten4.jpg theyten5.jpg

 割れたレコードを貼り付け、クレヨンや油彩で描き上げた作品や、人と植物の共存をテーマに、ウバユリの種を並べ人物を表現した鳴海康弘氏の作品など、得意な分野で個性を生かした作品、新たに挑戦した作品などが並び、来場者は、想像力をかきたてられながら、鑑賞を楽しんでいた。
 THEY展 7月15日(水)〜20日(月・祝)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー 入場無料