社会を明るくする運動 300名が街頭パレード


 犯罪や非行を防止し、罪を犯した人達の立ち直りを支える地域の力として活動を推進する「第65回社会を明るくする運動」が、7月4日(土)14:00から、サンモール一番街(稲穂)で、セレモニーと街頭パレードを行った。
akaruku1.jpg この運動は、法務省が主唱し、「すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない地域社会を築こうとする全国的な運動」で、各地で様々な催しが開かれている。
 小樽市でも、人通りの多い市内繁華街で行き交う市民に、この運動の理解と啓発を目的に、毎年実施している。
 サンモール一番街には、主催する小樽市推進委員会の構成機関となる人権擁護委員会・民生児童委員会・保護司会等の27団体と、小樽市海洋少年団と小樽市立菁園中学校吹奏楽部など約300人が集まった。
akaruku2.jpg セレモニーでは、内閣総理大臣や北海道知事からのメッセージ手交式が行われたのち、森井秀明市長は、「関係機関と連携して、犯罪や非行の未然防止や失敗を犯してしまった人の再出発へ、理解と協力を得るよう啓発活動を行いたい」と挨拶。
 また、小樽地区保護司会・荒田一正会長は、「犯罪や非行した人の立ち直りについて理解を呼びかけ、犯罪や非行をなくし、地域の安全・安心を実現するために、再び犯罪や非行をしないようにすることが一番である。そのために、社会の中に居場所を得て、しっかりと仕事をして、立ち直る努力をする人を見守る地域が必要となる」と述べた。
 パレード出発前に、菁園中学校吹奏楽部1〜3年の42名による演奏が披露された。1年生にとっては、初めての演奏となり、「川の流れのように」など3曲を演奏し、大勢の見物客が取り囲み、大きな拍手が贈られた。
akaruku3.jpg 14:30から街頭パレードを実施し、天気を心配して、予定していた梁川通り商店街までのコースを変更し、都通り商店街までとなった。
 横断幕とプラカードを掲げた小樽海洋少年団6名を先頭に、菁園中学校吹奏楽部、参加団体と続き、都通商店街のアーケードの中を演奏を繰り返しながら、練り歩いた。
 ティッシュやうちわなどの啓発物800部が用意され、参加者は、通行人に啓発物を手渡し、同運動の普及啓発に協力した。
 最終地点の都通商店街アーケードの入口付近で、再び、踊りを交えた演奏を1曲披露し、同運動に華を添え、通行人らを楽しませた。
 法務省 第65回明るくする運動
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