天狗山コースを突っ走る!森林スポーツフェスタ


 セブン-イレブン記念財団 北海道森林スポーツフェスタ2015 in おたるが、7月5日(日)、小樽天狗山おたる自然の村周辺を会場に初開催され、森林マラソンと森林ウォークに約580名がエントリーし、自然とふれあいながら競技を楽しんだ。主催は、北海道森林スポーツフェスタ2015実行委員会(西條文雪実行委員長)。
sportsfes1.jpg 昨年度の17回までは、札幌定山渓周辺を会場に実施され、約600人が参加する大きなイベント。今年度は、初めて小樽で開催し、運営スタップ・ボランティア・伴走者を含めると、約750人が参加した。
 国有林でマラソンを実施し、環境保全と健康づくりを目的としたエコスポーツで、森林の大切さを楽しみながら啓蒙するイベント。
 小学生以上なら誰でも参加できるプログラムが組まれている。市民ボランティアが中心となり官民一体で、森林スポーツが身近なものとなるよう、全国的なネットワークを目指し、九州でも姉妹大会を実施している。
 森林浴を楽しむウォーキング5kmのコースは、10:50にスタート。11:00には、10kmと2.5kmの男女年齢別の11のクラスがスタートし、天狗山森林コースを駆け出した。
sportsfes2.jpg 自然の村から天狗山山頂の折り返し地点まで上り坂が続く。山頂付近では、初夏の清々しい天気に恵まれ、眼下に石狩湾を見渡す眺望を楽しみながら駆け抜け、トップは、16分ほどで折り返し地点に到着。その後、続々と息を切らしたランナーが通過していった。12:00前には、最後のランナーが通過した。
 折り返し地点の最後のランナーとなった江別在住の前東昭さん(77)は、「自然があり、アップダウンがあり、変化が楽しめ、空気も美味しくて最高のロケーション。老いも若いも誰でも参加でき、全国の人に知ってもらいたい」と楽しんでいた。
 10Kmコースに参加した沢田愛里さんは、女子で一番の成績40分46秒で優勝。沢田さんは、トライアスロンやデュアスロンの実業団の選手。「小樽に住んでいたら、練習したいコース。今後、指導者としても関わり、今回、一緒に練習した人も2位となった。人が走ることに喜びを感じている」と満足した様子だった。
sportsfes3.jpg 自然の村会場では、参加者の家族などを対象に、環境保全をテーマにしたプログラムが開催された。北国のものづくりサークル(札幌)では、ダンボール(再生紙)を活用した苗ポット作り体験を実施し、カツラ・ナナカマドなどの苗を約70個完成させ、天狗山に植える予定。
 専用のロープとハーネス(安全帯)を使い、木に登る「ツリーイング」体験で、指導員に説明を聞いて、子ども達は木登りを体験、自然との一体感を味わった。
 また、酪農学園大学の学生による「ecoArk」では、子ども達に自然の生態系を教えたり、自然や環境をテーマに、ゲーム等を実施。北海道の動物の豆知識を説明するカードゲームや紙芝居など、学生15名が対応にあたった。
 閉会式後、抽選会が行われ、九州森林スポーツフェスタ招待券など、豪華商品がプレゼントされ、会場を沸かせた。
 北海道森林スポーツフェスタ2015 in おたる
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