菁園中生との交流会! 東大オーケストラ団員

 開校68年目を迎える小樽菁園中学校(花園5・和田悦明校長)は、8月15日(土)14:00から、本校体育館で、サマーコンサートのために来道した東京大学音楽部管弦楽団7名を招き、ミニコンサートと交流会を開催した。
todaiseiencon2.jpg ヴァイオリンやチェロなどの弦楽四重奏の演奏や同校吹奏楽部の演奏を披露するミニコンサートに、同校吹奏楽部41名と保護者や地域住民ら合わせて170名が集まり、大先輩の東大生に、生活や勉強について話を聞く交流会も開かれた。
 同団員は、16日(日)に同大学音楽部管弦楽団のサマーコンサートを、札幌コンサートホールKitaraで開くため、総勢100名近くが来道。日頃から小中学校等で演奏会を実施し、菁園中学校もその一環で、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・クラリネット・ピアノ伴奏の団員7名が訪問、弦楽四重奏等を披露した。となりのトトロや情熱大陸など聴き慣れた曲もプログラムに加え、全8曲を演奏した。
todaiseiencon1.jpg 中でも、同サマーコンサートでコンサートマスターを務める河瀬京太郎さん(4年)のヴァイオリンと2年生団員のチェロで、ヘンデル作曲のパッサカリアを演奏し、観客を魅了した。
 引き続き、同校吹奏楽部の演奏会が開かれた。同部は、7日(金)に同コンサートホールで開かれた、全日本吹奏楽コンクール札幌地区予選に出場し、銀賞を受賞した「マードックからの最後の手紙」や、演奏と踊りを披露する「サウスポー」の2曲を演奏。体育館に響き渡った演奏に、集まった地域住民や保護者等から大きな拍手が贈られた。
 15:15からは東大生と中学生の交流会が開かれた。東大生の生活や勉強方法、部活との両立のポイントを聞くなどして、将来進学を考えている生徒や保護者は、真剣な表情で話を聞いていた。
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 東大・安宅未来さん(3年)は、「菁園中の演奏には、踊りがあったり印象的で、立ってソロの演奏もあり、楽しませてもらった」と話し、同・河瀬京太郎さん(4年)は、「菁園中は、すごく楽しく演奏していて、表情も良く素晴らしい。勉強と部活の両立などについて話したい」と述べた。
 菁園中・三島萌さん(2年)は、「吹奏楽には弦楽器がなく聞く機会がないが、初めて聞き、良い体験となった。勉強面では、テスト前などはどんな勉強をしてきたのか聞いてみたい」と話した。
 小樽市立菁園中学校HP
 東京大学音楽部管弦楽団HP