港に賑わいを!3号ふ頭にコンテナカフェ開設

 2011年から小樽港の振興を図ろうと様々な提言をしてきた小樽商工会議所港湾振興プロジェクトは、昨年度に製作したDVD「港を巷に」の中にも登場した、コンテナを改造した喫茶スペース「社会実験コンテナカフェ~PHANTOM~」を、8月28日(金)16:00に開設した。
contrainercafe1.jpg 営業期間は、8月28日(金)から9月22日(火)までの金・土・日・祝日の16:00から22:00まで。小樽港第3号ふ頭の側に、約1ヶ月間の期間限定で、市民が港を身近に感じ親しみ、今後の港開発に関心を持つきっかけとなればと試験的に始めた。
 同ブロジェクトのワーキンググループ・福島慶介リーダー(N合同会社)がカフェ制作と運営を、カフェのスタッフは、旧岡川薬局Cafe Whiteや小樽商科大学大津ゼミ生が協力している。
 カフェに改造したコンテナは、幅2.5m・長さ12m・高さ2.4m。苫小牧から17日に運び設置。外装は、あえて錆をそのまま生かし、内装は、海を眺められるようくり抜いて窓を作った。
contrainercafe2.jpg 明るさを保つために白い壁にして同色のテーブルに椅子を10席。椅子に座ると、海の風景を切り取ることができ、おしゃれな空間を楽しめる。夜は真っ暗だが、31号上家の外灯を点灯してもらい、幻想的な雰囲気を醸し出している。
 また、20:00以降は、コンテナの壁面をスクリーンに、映像を映し出すプロジェクションマッピングを実施し、カフェの宣伝等を映写する予定。
 ドリンクメニューは、コーヒーをはじめ、アルコール類・ハイボールカクテルのクレインズブーケも提供。フードメニューは洋風で、イタリア風の牛の串焼きやパンケーキ、ベイクドチーズケーキなどを用意した。
 福島リーダーは、「この取組みは序章で、第3号ふ頭を物流から人が賑わえるよう、DVD”港を巷に”にあるように最初の一歩として、港を象徴するコンテナを使ったカフェを実施。どんどんこの場所に人が増え、運河を超えて、第3号ふ頭基部を町と路で繋ぐ接点となればと思う。今後、水上カフェを計画している」と話した。

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 にっぽん丸の小樽発着「飛んでクルーズ北海道」の10周年を記念して、小樽第3号ふ頭基部(おたるマリン広場)で、小樽クルーズ・ウエルカム・フェスタ(小樽港クルーズ推進協議会主催)を、29日(土)11:00から18:00まで実施する。これに合わせ、同カフェも11:00から22:00まで営業する。
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 小樽商工会議所港湾振興プロジェクト
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