お気に入りの本をPR! 読書ゆうびん展示会


bookpost1.jpg 小樽市立西陵中学校(富岡2・名取俊晴校長)は、同校の生徒が作成した「読書ゆうびん」の優秀作品35点を展示する「読書ゆうびん展示会」を、8月1日(土)から19日(水)まで、市立小樽図書館(花園5)2階ギャラリーで開催。全校生徒203名の中から、優秀作品35点を展示している。
 読書ゆうびんとは、自分が読んで面白かった本を、他の友達に勧める小型のポスターのことで、全国各地で取り組まれている。同校でも2003(平成15)年から読書指導を推進し、朝に読書時間を設け、2005(平成17)年から始めた。
 総合的な学習の中で「リテラシー(読み書き能力)」の時間を活用して、読んだ本の中から、面白かった本を、分かりやすくどう紹介するか、また、インパクトを与えるようイラストを交えて制作し、子ども達が本を選ぶ時の参考として、読書に対して興味や関心を高める効果となっている。
 会場には、6枚のパネルにA4サイズの用紙に描かれた35点の作品を掲示。夏休みとあって子ども達が会場を行き来し、興味を示していた。
bookpost2.jpg 作品の主なものとしては、さくらももこ著「もものかんづめ」や三浦しをん著「舟を編む」、「中原中也詩集」など。本の内容を紹介し、「読者が自分を投影できる所が面白い」などの紹介文や内容に合わせた挿絵も丁寧に描かれ、それぞれに工夫が感じられる。
 友達3人で作品を見に来た大橋さくらさん(1年)は、藤谷燈子著「今好きになる」を読書ゆうびんで紹介した。主人公の女子のイラストを交えて紹介している。「字が細かくて読みずらそうだった。みんな上手に描いている」と感想を話した。
 同校・岡崎利美教頭は、「朝の読書時間の成果を基に、総合的な学習の中で指導・連携し作品ができた。学年が上になるにつれ、上達している。この機会に見ていただきたい」と話した。
 西陵中学校・読書ゆうびん展示会 8月1日(土)〜19日(水)開館時間中
 市立小樽図書館(花園5)2階ギャラリー
 市立小樽図書館HP
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