夜景に感動! おたる天狗山夜景の日

 山頂からの眺望を誇る小樽天狗山(標高532.5m)の「第14回おたる天狗山夜景の日」が、8月29日(土)に開かれ、夜景日和に多くの家族連れやカップルで賑わった。
 天狗山山頂からの眺望は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの1つ星に選ばれ、国内外の観光客や市民に親しまれている。
tenguyakei1.jpg おたる天狗山夜景の日は、市制施行80周年を記念して、2002(平成14)年から始まり、30日(日)開催のおたる天狗山まつりは、天狗山神社の例大祭として1982 (昭和57)年から開催を続けている。
 今年は、「地域とのつながり・地域連携」をコンセプトに、地元のラジオ局「FMおたる」と連携して、小樽にゆかりのあるアーティストによるライブやステージイベントを開催し、夜空に大輪の花火を打ち上げた。
 18:00から山頂特設ステージで、オープニングセレモニーが開かれ、主催者や森井秀明市長をはじめ来賓が出席した。
 おたる天狗山夜景の日実行委員会・岡田浩司実行委員長(中央バス観光商事株式会社代表取締役社長)は、「天狗山の夜景は、函館山・藻岩山と合わせて3大夜景と称され、小樽市の観光資源のひとつ。
tenguyakei2.jpg 日が落ちるにつれ、町の灯りが増えるにつれ、夜景が色々な表情を見せてくれる。夜景を楽しみながら、天狗山のひとときを楽しんでもらいたい」と挨拶した。
 その後、環境に優しい700個の色とりどりのバルーンが空高く舞い上がり、歓声が沸き起こった。
 小樽在住のシンガー石谷嘉章氏のライブステージが始まり、ファルセットの歌声が、観客を魅了した。
 19:15には、願い事により鼻のなで方に違いがあることを紹介された天狗さんが登場し、天狗さんの鼻を撫でようと、会場を訪れた人々で長蛇の列ができた。
 地元の人気グルメ小樽あんかけ焼きそばやル・キャトリエムのポークチャップ、ザンギ専門店「ICHi」のザンギやニュー三幸の生ハムなどを提供する露店が軒を連ね賑わった。
tenguyakei3.jpg 屋外スペースで、小樽おもてなしボランティアの協力により、18:00から19:30まで親子カンテラ作り(200円)を実施。大勢の親子が集まり、完成したカンテラにロウソクを灯し楽しんだ。
 札幌から訪れた家族連れは、「久しぶりに天狗山に登り、山頂から見える景色に感動した。花火も楽しみたい」と話した。
 30日(日)は10:00から17:00まで、第34回おたる天狗山まつりを実施。山麓会場では、薪バス「まき太郎」の展示試乗会、山頂会場では、屋台コーナーや、ひょっとこ踊り、おたるゆるキャラステージ、天狗太鼓打演、カラオケ大会などが開かれる。16:45からは、FMおたるの企画で、募集した「天狗山の思い出を歌詞にした天狗山ソングの発表が行われる。
 小樽天狗山ロープウエイ
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