運河公園に新たな魅力! 北運河ルネサンス


 一般社団法人小樽青年会議所(小野英紀理事長)は、北運河周辺を活用し新たな魅力の周知を図ろうと、運河公園をメイン会場に「北運河ルネサンス」を、9月19日(土)・20日(日)の両日13:00から21:00まで実施する。
 今年で創立60周年を迎える同会議所の記念事業の1つとして、同実行委員会(杉本憲昭実行委員長)が中心となり、昔の運河が現存し唯一面影が残り、当時の市民の思いを感じる北運河地区から小樽を知ってもらい、小樽について考える人を1人でも増やしていきたいと、歴史的遺産を再活用し小樽を印象づけようと企画。小樽市ふるさとまちづくり協働事業の助成を受けて実施する。
jc-kitaunga.jpg 道内初のイルミネーションバルーン300個を、北運河の護岸や艀・船・運河公園の噴水スペースに設置し、17:00から21:00まで点灯。運河周辺は色鮮やかなイルミネーションに包まれ、幻想的な光景を作り出す。
 イルミネーションバルーンは、直径90cmの白色の風船の中に、色とりどりのLEDライトを点灯させたもの。同所の建設関係の仕事に携わるメンバーの協力により、既製のバルーンを購入し、試行錯誤で手作りした。
 その他、小学生・先着50名を対象に、北運河地区の歴史的建造物を巡る「北運河散策ツアー」を実施し、スタンプラリーを展開。チェックポイントを巡り、クイズや課題をクリアしてゴールを目指す。参加者には、運河クルーズ乗船体験や参加記念品を用意している。
 運河公園では、昔の子ども達が遊んだおもちゃを作り楽しむ「手作りおもちゃ製作体験」(万華鏡・割り箸パチンコ・ぼっくり)を実施。
 また、飲食ブースでは、小樽ビール、サザンクロス、山上菊池商店駅前店が出店を予定。運河公園は、イルミネーションに包まれたビアガーデンとなる。
 杉本実行委員長は、「北運河には、当時の運河保存運動に参加していた人の思いが残っている。市民や子ども達にも小樽の歴史を知ってもらいたい。北運河の活用の一例として実施し、多くの人にこの地域を周知したい」と話した。
 同会議所は、60周年記念事業として3つの事業を企画。「北のルネサンス」の他、手宮地区の4つの小学校(色内・北手宮・手宮西・手宮)の5・6年生16名を募り、長崎市(長崎県)を訪問する事業を8月8日から2泊3日で実施。平和記念式典に参加し被爆施設等を見学した。
 また、9月12(土)・13日(日)には、「秋の宿泊体験in旧祝津小学校」を開催し、市内の統廃合する小学校4〜6年生を対象に子ども達の愛郷心を育もうと開かれる。
 小樽青年会議所
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