絆を結ぶ!樽看祭とシルバーフェスタ


kangosai1.jpg 小樽市立高等看護学院(東雲町9)は、9月26日(土)10:00から14:00まで、第46回樽看祭を実施した。学生らが企画した催し物が開かれ、地域住民や保護者らが訪れ賑わった。
 今年のテーマは”結~つながる手と手~”。学生同志や地域の住民との絆を結ぼうと考え、学院祭を企画した。
 市内の施設、四ツ葉学園やステップアップおたる、和光学園のバザーでは、野菜や籐工芸品、ビーズアクセサリーや焼きたてのパンなどを販売し、小樽病院ボランティア学生のリサイクル品も出店した。
kangosai2.jpg 看護技術の公開では、衛生的な手洗い方法の実演や、排泄の大切さを分かりやすく解説したり、AEDの使用方法も実演した。
 体育館で、カレーや豚汁、うどんなどの食事やケーキや飲物も味わうことができ、ステージでは、バルーンアートやバンド演奏、ビンゴ大会などが行われ、大勢の来場者でほぼ満席状態が続いた。学院内5ヶ所を巡るスタンプラリーでは、先着130名に景品を配布した。
 6kgのもち米を11:30と12:30の2回に分け、男子学生による恒例の餅つき大会が行われた。小さな来場者が列をつくり、餅つきを体験して楽しんだ。つきたての餅は、手際良く丸められ、おしるこにして振舞われた。
kangosai3.jpg 実行委員長の遠山啓介君(2年)は、「実習の最中で、全学年が協力して絆を結び開催できた。地域の方々にも楽しんでもらいたいと取り組み、賑やかに楽しそうにしている様子を見て安心した」と話した。
 同時に、同看護学院の1階に事務所を構える公益社団法人小樽市シルバー人材センターは、活動を紹介したりフリーマーケットで、「シルバーフェスタ」を開催した。
 同センターは、生きがいと健康維持を目的とし、1982(昭和57)年に設立。おおむね60歳以上の市民が登録でき、現在、60歳から84歳までの400名が登録している。
silverfes.jpg 長年培った技術を生かしたり、新たに講習を受けて違う技術を習得したり、仕事の依頼があると稼働している。また、会員同志の親睦を深めるために、リースや折り紙など手芸を楽しむ「楽志会」も開かれ、会場に作品を展示した。
 会員の佐々木則子さんは、道新文化センターの講師も務め、クレイクラフトの技術を生かし粘土工芸作品を出展した。粘土を混ぜて色を作ることから始まり、花びらをひとつひとつ丁寧に作るバラなど、完成度の高い作品が並び、来場者の関心を集めた。
 他にも、筆耕士による宛名書きコーナーや50丁以上の依頼があった包丁研ぎコーナーなども賑わった。
 小樽市立高等看護学院
 小樽シルバー人材センター