健康に役立つイベント 済生会の健康フェスタ

 済生会小樽病院(築港11・近藤真章院長)は、健康に役立ててもらおうと「健康フェスタin小樽」を、9月27日(日)10:00から15:30まで、病院内と屋外敷地内で開き、大勢の市民や家族連れで賑わった。
0927saiseikai1.jpg 病院ではどんなことをしているのか疑問が多い中、病院体験ツアーを実施した。看護コーナーでは、手洗い実験で、洗った手がどれだけ綺麗になっているか、グリッターバグに照らしてチェックしてみたり、検査コーナーや手術室を見学した。
 ドクターやナースになりきり撮影会も開かれ、子ども達はあこがれの医者や看護師に変身して楽しんだ。
0927saiseikai3.jpg 無料で開かれた健康測定会は、大勢の人が詰めかけ、身体測定やロコモ度やメタボ度・脳年齢・ストレス度をチェックし、多いところでは20人待ちとなり、待合室はどこも混雑した。
 聞きなれないロコモとは、寝たきりを引き起こす運動器の病気である運動器症候群(ロコモティブシンドローム)のこと。立つ・歩く・走る・座るなど、日常生活に必要な”身体の移動に関わる機能”を確認するため、転倒防止検査のてんとう虫テストと骨密度をチェックしロコモ度を計り、骨折発生のリスクなどが分かる。
0927saiseikai2.jpg 屋外コーナーでは、小樽あんかけ焼きそば親衛隊や屋台も出店し、セラピー犬と触れ合うコーナーもあった。北海道介在犬研究会には、現在8頭が登録。その内の4頭が会場で、来場者と触れ合った。また、活動を紹介したり、セラピー犬の適正試験のデモンストレーションを公開した。
 同会・コーディネーターの吉川あゆみさんは、「以前、犬を飼っていた方などにも喜ばれ、セラピー犬と触れ合い、人間には与えられない犬ならではの癒しが生まれる。主に、グループホームなどで触れ合い活動を実施し、今後、活動範囲を広げていきたい」と話した。
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 小樽市消防本部の協力で、ハシゴ車や消防車・救急車の緊急車両試乗会も開かれ、多くの家族連れは、ハシゴ車に乗ったり、放水やAED体験、住宅用火災警報装置について学んだ。
 午後からは、健康セミナー「防ごうロコモ 延そう健康寿命」と題して、和田卓郎副院長をはじめ、各専門医師による講演会が開かれた。
 済生会健康フェスタin小樽