心和む作品が並ぶ!札幌緑化会作品展


ryokukakai1.jpg 社会福祉法人・札幌緑花会グループによる「札幌緑化会作品展」が、10月1日(木)〜3日(金)の3日間、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで、10:00から17:00まで(最終日15:00)開かれ、心をなごませる作品展となっている。
 同法人グループの療養介護・医療型障害児入所施設大倉山学院や障害者支援施設松泉学院関連グループ事業所の利用者や家族、職員や職員OBの絵画や陶芸・写真・手芸品・切り絵・詩・リースなどの力作がずらりと展示され、買い物客らの目を楽しませた。
 18歳から82歳までの幅広い利用者が、日々の活動の中や自由時間を利用し、1年間かけて作り貯めたものを展示している。
 今までテーマを定めず自由に行なっていた同展も、21回目を迎えた今年度は、「みんな仲間」というテーマを意識した作品づくりを行った。
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 利用者に似顔絵を描いてもらい、職員が切り貼りしたコラージュ作品が、ポスターとして完成した。笑顔が勢揃いした個性溢れる似顔絵に、来場者を和ませた。
 色とりどりに色彩した魚を沢山貼り付けて出来上がった巨大な魚は、アイディアが詰まった印象深い作品。
 松泉学院伝統の結び織り2点も展示。職員が琵琶湖にある施設に行き、結び織りの技術を習得し、それをさらに職員に引き継ぎ、利用者に指導して継承してきたもの。
 折り紙で奴さんを折るのが大好きな利用者は、色とりどりの色紙でひたすら奴さんを織り、それを、職員が貼り付け作品に仕上げている。
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 2cmほどの折り鶴を沢山作り貼り絵した作品や、木工班を担当していた松泉学院職員OBの木工作品なども展示している。作品の中には、地域のイベントや啓発事業で販売する物もある。
 利用者が見学に訪れ、自分の作品が展示されているのを喜び、担当職員は、「みんなテーマを意識して、自分らしい絵を描き、それを貼って素敵な作品が完成した。作品をじっくり見てくれる方や、質問などもあった。今後も継続していきたい」と話した。
 長崎屋での作品展終了後は、まだ見ていない利用者や家族に楽しんでもらいたいと、同学院内の展示スペースで、作品展を開く予定。
 札幌松泉学院HP
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