アザラシ23頭が引越し!水族館の冬支度

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 秋深まる季節となり、おたる水族館(祝津3)でも冬支度が始まった。その第1弾となる「アザラシの引越し」が、10月16日(金)8:00から、穏やかな空の下、開かれた。
 海に隣接する同館海獣公園は、真冬になると毎日のように時化となり、アザラシ達のプールまで波が押し寄せ、過去にさらわれたアザラシもいるほど。波の影響を受けにくい海面より少し高めに位置する「越冬プール」で冬を過ごしている。
1016aqua1.jpg 本日の引越しは、大人プールやケアプールで生活しているゴマフアザラシやゼニガタアザラシ23頭が対象となった。プールの水が抜かれ、床に横たわるアザラシ達を、海獣公園スタッフ7名が総動員し、引越し専用の檻の中へ、柵を使って移動させた。
 普段は、のんびりムードのアザラシ達も、何事かと牙をむき出し怒りを爆発。奇声を上げ仲間同士で喧嘩するアザラシも続出。手慣れた職員は上手に檻の中へ誘導し、檻の扉が下ろされ観念した様子。
 業者に依頼した5tトラックの荷台にクレーンで引き上げ積み込まれ、海獣公園内の越冬プールへ移動した。越冬プール前で下ろされた檻の扉が開かれた途端に、アザラシ達は一目散にプールに入り、引越しは完了。来年3月上旬まで同プールで過ごす。
 大人プールが終わってから、高齢者のケアプールの引越しも行われ、アゴヒゲアザラシの横のプールに移動。すべての作業が手際良くスムーズに行われ、予定時間内にすべてが終了した。
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 同館海獣飼育課・角川雅俊課長は、「天気も良く波もなく、順調に進みほっとしている。力だけではなく、アザラシの動きとタイミングを合わせて行うことが大切。引越しをすると、ひとつの季節の区切りとなり冬を迎える気持ちが強くなる。これからアザラシ達の大好きなシーズンになる」と話した。
 大人プールやケアプールは静まりかえり、越冬プールのアザラシは公開していない。なお、出産・哺育プールにいる子どものアザラシ達は、11月29日(日)の営業まで見ることができ、その後引越す予定。
 冬期営業中は海獣公園を閉鎖し、期間限定の冬ならではの海獣公園の魅力を楽しむガイドツアーを実施している。
 おたる水族館HP
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