若竹丸出航! 小樽水産49日間の乗船実習

 北海道小樽水産高等学校(若竹9・村松裕史校長)の実習船「若竹丸」の壮行式が、10月23日(金)13:30から、小樽港第2ふ頭8番岸壁で行われた。
1023wakatakemaru1.jpg 同船は、全校生徒約450名や学校関係者、保護者や先輩らに見送られ、晴天の下、ハワイ北西海域へ向けて出航した。
 北海道教育庁渡島教育局所属「若竹丸」(666トン・渡辺勝範船長)に、同校実習生の本科海洋漁業課第2学年漁業コース22名と専攻科漁業科第1学年8名の30名、北海道函館水産高等学校専攻科9名と船長他乗組員26名が乗船し、49日間(10月21日~12月8日)の航海実習に乗り出した。
1023wakatakemaru2.jpg 渡辺船長は、「本船は、本日より長期のマグロ延縄漁業実習に従事してまいりますが、航海中は、生徒の安全はもとより、航海の安全を第1に考え、実習の成果が表れるよう取り組んでまいります。途中の寄港地ハワイでは、現地の小学校との交流を通し国際貢献に励み、国際感覚を身につかせ、12月7日には、全員元気な姿で小樽港に帰ってきたいと存じます」と出航の挨拶を述べた。
 実習生を代表して、海洋漁業科第2学年漁業コース・金澤将希君は、「本日より47日間の乗船では、航海実習やマグロ延縄実習に取り組み、教室では学べない知識や技術をしっかり見につけたいと思います。実習中は、ルールや指導を守り協力し合って楽しく有意義な乗船実習にして、ひと回りもふた回りも成長して帰ってまいります」と決意を新たにした。
1023wakatakemaru3.jpg 出発の時間となり、実習生は乗船し、先輩や友人らの激励の声が飛び交った。甲板にずらりと整列した実習生に紙テープが投げ込まれ、いよいよ出航となった。船体がゆっくりと岸壁から離れ、船が小さくなるまで見送り、航海の無事を祈った。
 実習生は、10月21日(水)に乗船し、23日(金)14:00に出航。運航の仕方や海図の読み方などの航海実習を行い、マグロ延縄漁を体験する。11月16日(月)にハワイホノルル港へ寄港し19日(木)に出航。小樽へは、12月7日(月)に帰港する。昨年に引き続き、小樽港で水揚げを行い、8日(火)に下船を予定している。
 北海道小樽水産高等学校
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