3地域の除雪再々入札! 11月18日に執行


 11月の降雪時期に入ったにも関わらず、小樽市内7地域の内、望洋台・朝里、銭函、若竹・桜の3地域は、未だ除雪業者が決まらず、市民の不安が募っていた。
 この3地域の除雪業務の再々入札で、森井秀明市長の4社以上としていた共同企業体(JV)の参加要件を、3社以上と緩和して応札者を募ったところ、11月11日(水)の申請締切日までに、ようやく参加申請書を提出したJV業者が現れた。これにより、3地域の除雪業務に関し、11月18日(水)に入札が執行される見込みとなった。
 これまで、8月31日(月)から9月16日(水)まで、入札等参加申請の受付を例年通り開始したにも関わらず、申請締切後に森井市長の鶴の一声で、”より多くの企業に除排雪事業に参加してもらうため”、共同企業体(JV)の構成員を2社以上から4社以上に変更し、9月16日(水)までの申請書提出分の受付を取り消し、9月28日(月)から10月9日(金)まで再度受付をやり直した。
 10月9日(金)の受付締切日には、4社構成が4JV、3社構成が3JV、2社構成が1JVの8共同企業体が申請し、10月23日(金)に入札を執行したが、7地域のうち、3地域が事前に入札を辞退し執行を取りやめた。
 その後、再び10月27日(火)から11月5日(木)まで受付たが、締切日になっても応札業者が現れず、12日(木)の入札は中止となる異常事態となった。降雪時期を間近に控え、市民は市長への不信感を募らせていた。
 入札不調を受けて、市は、再々入札実施のため、共同企業体の構成員数を4社以上から3社以上に緩和し、11月9日、小樽市道路除雪、道路河川登録業者31事業所に、入札等参加申請書提出要領を通知した。
 11月9日(月)から11日(水)までを受付期間とし、締切日の11日(水)までに、入札等参加申請書を提出した業者が現れ、予定していた18日(水)の入札が執行される見込みとなった。
 市建設部では、現時点では再々入札に関し、申し込み業者数やその氏名などは公表できないと、一切の情報公開に応じていない。これが市政をオープンにするとしている森井市政の方針ならば、森井市長の姿勢が問われることになろう。
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