小樽の監督の夢実現! 都市対抗少年野球大会


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 小学6年生選抜チームで結成した小樽市・苫小牧市・石狩市・胆振管内白老町の4つのチームが戦う「北海道学童軟式野球都市対抗戦」が、11月3日(火・文化の日)、苫小牧市美園グランド(美園スラッカーズ野球場)で、初開催される。
 市町村代表選抜チームによる道内NO.1決定戦の軟式野球トーナメント大会となり、熱戦が期待される。
 少年野球チームの活性化に繋げたいと、小樽最上ボーイズの山田裕樹監督が実行委員長となり、遠征試合で交流のあった少年野球チーム監督らが、その思いに賛同し今回の大会が実現した。
 2007年・2008年には、小樽市の姉妹都市韓国ソウル特別市江西区と少年野球選抜チームの交流試合が行われた。それをきっかけに、山田監督は、6年生の選抜チームで試合ができないかとの思いがずっとあり、各チームに声をかけ参加を募り、この度、実現した。
 ほどんどの試合はすでに終わった時期でもあり、季節を考慮して、苫小牧市での開催を選択。地元苫小牧選抜チームをはじめ、各地の選抜チームも気合充分。
 小樽選抜チームは、市内12チームの内5チームから女子1名を含む17名が参加。監督は、小樽シーレックス奥沢監督の見山義秋氏、コーチには、入船フェニックス監督・平野貴大氏とオール手宮サンライス監督・遠山雅之氏が務める。
toshitaikouboys2.jpg キャプテンは、オール手宮サンライズ・中村凱仁君を抜擢した。2ヶ月前から、土・日の15:00から入船公園に集合し、紅白戦をしたり、練習を重ねていた。先週には、ホクレン大会で道内優勝した岩見沢南ビクトリーと練習試合を実施し、3対2の接戦となり、良い試合展開となった。
 見山監督は、「昭和40年代では、市内80チームがあったが、現在は12チームと減少した。この大会を契機に、野球少年の目標となるチームとなり、少年野球を活気付けたい。力を合わせ、出場するからには優勝を目指したい」と意気込みを話す。
 山田実行委員長は、「いつもはライバル同士だが、練習を重ねチームワークができ、士気も高まり、誇り高いものがある。この大会は、6年生から選手を集め選抜チームを作り、町の代表となり、他の地域と戦う魅力がある。今後は、市町村代表で大会を実施し、北海道で優勝したチームが全国大会へ出場するような大会へと広げたい」と熱い思いを語った。
 また、「各地で少年野球チームが少なくなり、他の地域への遠征試合が増えた分、道内チームの交流が深まっている。6年生の選手も少なく、実力を発揮させてあげる場所がなかった。6年生を集め刺激し合う環境を作り、この経験が自信へと繋がり、良い経験になれば」と話した。
 同大会は、7回戦のトーナメント方式で、5回以内10点差、5回以降7点差をコールド。当日、組み合わせ抽選会を実施し、3・4位決定戦を含む全4試合を行い、最優秀選手賞を用意している。
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