迫力ある動物を激写!水族館カレンダー


 おたる水族館(祝津3・伊勢伸弥館長)は、当館開業以来、初のカレンダーを製作し、11月7日(土)から、同館売店で1部540円(税込)400部限定で販売を開始する。
 同館で飼育されている動物達の活き活きとした姿や迫力満載のオジリナルカレンダー(A4サイズ)は、2015年12月分と2016年1月から12月まで1ヶ月単位で13枚を壁掛け中綴じタイプ。1,000部を発行し、そのうち600部は、市内の保育園・幼稚園・小中学校・全国の水族館等へ配布した。
aqua-calendar.jpg 13枚の掲載画像は、同館主催のフォトコンテスト春と夏のグランプリと準グランプリ受賞の4作品と、同館・海獣飼育課学芸員・神前和人氏撮影の9作品を掲載している。
 カレンダー作成にあたり、同館飼育係ら6名がカレンダー委員会を結成。職員にカレンダーに使用する画像を募ったところ、神前氏の作品が選ばれという。
 神前氏は、同館発刊の写真絵本の画像も手がけるプロ並みの腕前で、職員だからこそ見せる動物の表情を上手く捉えている。
 同カレンダーの特徴は、同館ならではの北の生き物を主に集めた。2月のクラカケアザラシの「ころすけ」は、2014年釧路沖で保護された動物で、体に鞍をかけたような模様が特徴。日本海で見られるが飼育には難しく、水族館では珍しい生き物。
 6月は北海道で桜が咲く5〜6月に川に遡上するサクラマス。8月のネズミイルカは、共同研究のために、国内でも飼育しているのは珍しいレアもの。10月のオオカミウオは、北の海のみ生息する魚でギョロッとした目が迫力満点だ。
 一方、フォトコン作品は、春のグランプリ受賞作品「虹にむかって」を5月に掲載。迫力あるトドのダイビングは、しぶきに虹ができたナイスショット。夏のグランプリ受賞作品は、魚眼レンズで撮影した「サカナの眼から見たサカナ」で7月に掲載されている。
 また、同館・角川雅俊獣医師による挿絵や解説が、見る人に優しい心遣いを感じる。
 同館営業課・川尻孝朗氏は、「年間パスポート購入者も初めての方にも、何かの形で思い出にしてもらおうと、日常使えるカレンダーを製作した。普段の生活の中で、ほっとかけてもらい水族館を思い出してもらいたい。初めてのカレンダーのため、期待して今後に続けていきたい」と話した。
 おたる水族館HP