北海道のトロッコ5団体 旧手宮線に大集合!

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 11月28日を「北海道の鉄道の日」に制定する記念行事の一環で、同実行委員会が主催して、11月7日(土)・8日(日)の両日、道内のトロッコ5団体が集結して、旧手宮線跡地の駅前中央通りから錦町踏切までの約750mのコースを乗り換えながら、トロッコ乗車体験会が開かれている。
 1880(明治13)年、北海道で初めて(全国で3番目)、手宮ー札幌間に鉄道が開通し、135年の歴史が詰まった旧手宮線に、それぞれに工夫を凝らしたトロッコ(軌道自転車)を走らせている道内の5団体が集結した。
temiyaTram1.jpg 乗車料金500円で車両を乗り継ぎ全車両に乗車でき、歴史遺産に思いを馳せながら歴史的な線路を乗車体験する貴重な機会となった。
 10:00のオープニングには、切符売場がある駅前中央通り(旧手宮線)に、同委員会や各トロッコ団体スタッフ、小樽桜陽高校ボランティア11名と各ボランティア30名ほどが集まった。
 コースには、踏切が2ヶ所あり、自動車優先・安全第一で運行するように注意点が告げられ、その後、各トロッコの説明があった。
 Aコース400mのコースを走行する、美深町のトロッコ王国美深は最大で9人乗り。前後に駆動付きのため、方向転換の必要がない優れもの。国鉄の客車の椅子を車両に乗せている。
 同じくAコース・上士幌町のひがし大雪高原鉄道は、エンジン付きで運転手が1人で乗客5人まで乗車でき、集結したトロッコの中で一番速く走行し、スピード感が体験できる。

 コース中間の特設線路Cコース100mを走る上士幌町の森のトロッコ鉄道エコレールは、往復200mの走行を楽しむ足漕ぎタイプを2台用意。小学生から乗車でき大人3人まで乗車可能。スタップが方向転換してくれる。
 臨港線を渡ったBコースを走行する、新得町の狩勝高原エコトロッコ鉄道は、保線作業に使われていた軌道自転車に安全対策を施したシンプルなトロッコと、昭和40年代から東京・九州間を走行していたEF65をモデルにした屋根付きトロッコは、どちらも足漕ぎタイプで、4人まで乗車できる。
 同じくBコース・小樽市の北海道鉄道文化保存会は、リレーカーニバルでお馴染みのてみてんぐ(軌道自転車トロッコ)で、人力で走行するトロッコ。
 小樽のてみてんぐは、イベントのみの走行となるが、他のトロッコは、それぞれの地方の鉄道跡地で、観光客を乗せ活躍しているトロッコばかり。
 その中で、森のトロッコ鉄道エコレールは、廃線となった旧国鉄士幌線跡地に特設のレールを敷き、大雪山国立公園の大自然と鉄道の原風景を体験できる人気のトロッコで、13年目を迎え、冬も雪景色の中を走行している。
temiyaTram2.jpg 担当の野口豊さんは、「北海道の鉄道発祥の地の旧手宮線で走らせることができ、廃線を活用する目的に合い、皆さんも歴史を感じ楽しんでもらいたい」と話した。
 道内のトロッコに乗ってみようと、乗車を希望する長蛇の列ができた。気温4℃の寒い日となったが、乗車した人は「楽しかった」と笑顔で話した。中でも、インターネットで情報を知った東京から訪れた男性は、「旧手宮線を走るトロッコに興味があり参加した」と一番乗りで乗車した。
 飯田代表は、「鉄道の日の制定が18団体でスタートした。その中で8団体にトロッコがあるが、今回は、そのうち5団体が、鉄道発祥の地・小樽に大集合した。トロッコは、鉄道の補修に使われたもので、線路だけではなく、皆さんに歴史を体験してもらおうと行っている。小樽では、軌道自転車の走行を4年前から始め、北海道で初めて5団体が集合した。皆さんにはこの機会に楽しんでもらいたい」と話した。
 旧手宮線は、トロッコが行き来し、楽しむ乗客の笑顔に包まれていた。11月8日(日)も同じ内容で、10:00に運行を開始し15:30に終了する予定。
 ひがし大雪高原鉄道
 北海道美深町・トロッコ王国美深
 狩勝高原エコトロッコ鉄道
 森のトロッコエコレール
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