小樽掖済会病院12/1開院 ひと足先に内覧会

 一般社団法人日本海員掖済会小樽掖済会病院(稲穂1)が完成し、12月1日(火)より開院する。
 それに先立ち、11月8日(日)10:00から14:00までは一般市民向けに、15:00から16:00までは医療関係者を対象に内覧会を実施した。
ekisaikaihospital1.jpg 同病院は、老朽化に伴い旧丸井今井ビルの丸井今井小樽店とグランドホテル部分の土地(約4,700㎡)に新築移転を決め、2014(平成26)年3月に新病院の新築工事地鎮祭を実施し、順調に工事を進め、このほど完成した。
 構造規模は、鉄筋コンクリート造、地下1階・地上7階・棟屋1階。
 診療科目は、内科・消化器内科・胃腸内科・肝臓内科・外科・消化器外科・肛門外来・乳腺外科・整形外科・麻酔科。病床数は138床。敷地内駐車場48台。
 予定時間より早く内覧会に訪れた市民らが病院前に集まり、10:00になると病院内に人の波が流れ込み混雑した。
ekisaikaihospital2.jpg 1階では、外来診察室や採血室・CT撮影室・MRI撮影室を公開。CT装置は最新式で、高速・高精細。従来の頭からを足側から入り、モニターを見ながら撮影。最大80枚の断層画像を撮影することができ、低被爆で検査が可能となった。北海道で初の最新鋭MRI装置は、X線を使わず磁場と電波を使って体の中を見る画像診断装置を導入した。
 2階のリハビリテーション室は、最新版の腰椎・頚椎牽引装置を導入。内視鏡室は6室あり、内視鏡・透視室は、体内をモニターで覗き、胃カメラがどこに動いているのかなど、確認することができ、さらに正確な治療を行うことができる。被爆量は、従来の半分またはそれ以下に軽減された。
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 3階の手術室は2室あり、広いスペースをとり、患者側にとっても、気分が落ち着く色合いやリラックスできるよう工夫を施した。
 4・5・6階が病室。各階にサロンを設置。館内はバリアフリー化し、トイレ環境を整え、従来の約2倍に数を増やした。患者のニーズに応え、個室の数も大幅に増やした。公開した6階は、特別室1室を含む12室・45床。
 その他、患者サービスの向上と事務手続きを軽減する予約センターや入退院の総合相談センターなど専用窓口を設置した。
 新病院移転準備のため、11月28日(土)・30日(月)は外来休診となる。
 小樽掖済会病院HP
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