樽商生が"しゃこ祭"PR ウイングベイ小樽


 小樽商業高等学校(緑3)の小樽商業活性化委員会(高橋陽代表・同校教諭)は、11月21日(土)・22日(日)開催の「第8回小樽しゃこ祭」をPRするプレイベントを、13日(金)・14日(土)の2日間、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開いている。
syakopre1.jpg 今年で6年目のプレイベントには、同校文化研究同好会・商業研究部13名の学生が参加。特典付き缶バッチの製作配布やしゃこ漁の上映、しゃこせんべいの実演販売(各日300枚)を行なっている。小樽漁業協同組合の協力により、水槽に生きたしゃこ10尾を展示し、タッチコーナーや生態をパネルで学習できるようにした。
 初企画として、小樽高等支援学校と共同開発したオジリナルグッズ(ヘラやストラップ、クリアファイルなど)を販売し、広告販売促進の授業で製作したCMを上映。
 また、市内の保育所・保育園・幼稚園の子ども達のぬりえ作品は、小樽高等支援学校生が牛乳パックから作った再生紙を使い、商業高校生が図柄をデザインした1,000枚を会場に展示した。
syakopre3.jpg 同会場築港駅側の入口付近では、同校の学生2名がPR用のチラシを買い物客らに配布した。
 しゃこ祭定番のしゃこせんべいは、祭当日は、行列ができるほどの人気となっている。プレイベントでは、同会揃いの袢纏を来た学生が、焼き器3台をフル稼働させ、せんべい焼きに精を出した。
 今年度は、昨年の反省点を踏まえ、材料や製法をプロから学び、パリパリ感を出し、味付けも濃い目にしっかりと付け、より美味しいせんべいを作り上げた。1枚にしゃこ1尾をまるごと使った贅沢なせんべいは、しゃこが苦手な人でも食べられる。
syakopre2.jpg 会場には、ぬりえを出展した園児と母親、買い物客らが立ち寄り、しゃこせんべいや缶バッチ、生きたしゃこを見たり楽しんでいた。
 高橋代表は、「しゃこせんべいは、毎年人気があり、生徒が重曹を入れて心を込めて生地づくりをしている。しゃこが苦手な方にも愛情が込められたせんべいを食べてもらいたい。自分のぬりえを見に来た子ども達にも、しゃこについて学び、親しみを持ち続けてもらいたい」と話した。
 商業研究部部長・工藤詩織さん(3年)は、「準備は大変だったが、お客さんに”すごい”や”美味しい”と言われ、頑張った甲斐があり嬉しかった。3年間、このイベントに携わり、人と接することが好きになり、コミュニケーション力が身についたと思う。高校生として最後の参加となり、頑張ってやり遂げたい」と話した。
 14日(土)も同会場で、10:00から16:00まで開かれる。
 第8回小樽しゃこ祭
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