体験や講座がいっぱい! わくわく共育フェス

 今年5月に設立したわくわく共育ネットワーク(小樽市教育委員会)が主催し、初の親子向けのイベント「わくわく共育フェスティバル」が、11月29日(日)10:00から15:30まで、小樽市生涯学習プラザ(稲穂)を貸切り、併設する稲穂小学校の体育館も使って、約40の団体の約70名が参加して、体験プログラムや講座を開講し、多くの親子連れで賑わった。
wakuwaku1.jpg 同ネットワークは、教育委員会の家庭教育推進の組織として今年5月に設立。生涯学習プラザ「レピオ」を拠点に、家庭教育講座や情報を共有するネットワーク作りなどを実施している。
 親子を対象とした同フェスは、小樽全体で子育てや教育をサポートしようと企画。幼稚園児から中学生まで親子で楽しめる体験や講座が開かれ、全ブース参加費無料で行われた。
 杜のつどいのけん玉・コマ・お手玉の昔遊びを体験する和を感じるブース。ロビーやホールの合唱、琴や吹奏楽の演奏会など音を楽しむブース。余市紅志高校のジャム作りやかぼちゃ団子作りを体験する食を学ぶブーズなど、約40のブースが開かれた。どのブースも混雑し、子ども達は夢中になりブースをはしごして楽しんだ。
wakuwaku2.jpg ロビーでは、7つのイベントを開催。トップバッターは、浅原富希子and FRIENDSによる合唱を披露。大勢の観客が取り囲み、子ども達の澄んだ歌声に耳を傾けた。
 第1・2学習室は、ワークキッズによる紙で作った商品を紙の札で買い物する「お店屋さん」を開店。小樽ファミリーサポートセンターは、牛乳パックを利用したコマやパペットに絵を描いたり装飾を楽しむブース。
 子育て支援ワーカーズ「びすけっと」は、おもちゃ広場を開き、市内桜町在住の大村幸雄さんが、手作りした木のからくりおもちゃが人気を集めた。大村さんは、8年前から孫のために廃材を利用して、動いたり音がする木のおもちゃを趣味で制作し、月1度イベントに参加したり町内会で披露したり多くの子ども達を喜ばせている。
wakuwaku3.jpg 大村さんは、「子ども達が夢中で遊ぶ姿を見て嬉しく思う。思う存分遊び、壊れてしまったところを直すのも楽しみのひとつ。そこから、またアイディアが深まる。木のおもちゃは、動かすと音がして興味が湧き、仕掛けを見て楽しんでもらいたい」と話した。
 ホールでは、「OTARU YOGASTUDIO yuju」の高橋亜希子さんが親子ヨガを指導。親子でスキンシップを図りながら笑顔でヨガを体験していた。
 第6学習室では、余市紅志高校のプルーンのジャム作り(50個)や、Masamiのかぼちゃ団子作り、匠の会のおにぎり販売が行われた。ジャム作りは、同校の生徒が栽培したプルーンを20分ほどかけて煮詰め、持ち帰ることができる。他にも、授業で作ったブルーベリーやトマト、プラムなどのジャムやトマトケチャップを販売した。
 体育館では、小樽幼児体力向上委員会による「からだをうごかそう」が開かれ、午前の部には60名ほど参加し、ダンスやアスレチックを体験した。

 同委員会は、子どもの体力低下や運動不足を解消するために、月1回日曜日に緑小学校の体育館で定期的に開かれている。その他、学年レクリエーションに出張するなど人気がある。
 スタッフの塚田由美子さんは、「簡単なことでも良いので、参加した子ども達が達成感を味わえるようプログラムに盛り込んでいる」と話した。矢倉唯愛さん(6)は、「跳び箱をして楽しかった」と話し、母親は「跳んだり走ったりするのが大好きで参加した。午後からは、他のブースを楽しみたい」と話した。
 わくわく共育フェスティバル
 関連記事