総務常任委員会が紛糾!事実を認めぬ森井市長

 小樽市議会第4回定例会は、12月16日(水)13:00から、総務・経済・厚生・建設の4常任委員会が開かれ、付託議案について質疑を行い、紛糾した総務常任委員会以外は採決した。
 総務常任委員会(山田雅敏委員長)は、市長と参与の出席要求がされ、参与の勤務時間に配慮し、共産・新風小樽・自民党と質疑が順調に進められていたが、安斎議員と市長が質疑を交わす中で、市長は、10年前の制度改正に参与が関わっていると答弁したが、濱本進委員の質疑の中で参与は関わっていないことが分かり、議会が紛糾。休憩を延長して答弁調整をしたがまとまらず、約3時間後に中止を決定し、17日(木)の10:00から再開することとなった。
1216coucil1.jpg 森井市長就任後、市議会は、市長の不誠実な答弁で数々の紛糾・空転劇を繰り返し、市議と市長の溝が深まるばかりだ。
 今回の紛糾の経緯は、濱本委員の質疑で、市長の利益誘導が疑われる中、堤参与と荒木和廣氏との関わりなど事実関係について確認した。市長は、4ステーションから6ステーション体制に制度変更があった時、堤参与が関わっていたと答弁。安斎議員の質疑の中でも、市長は参与が制度改正時に関わったと答弁していた。
 濱本委員は、6ステーションの体制が実施されたのは平成18年度からで、前年または前々年から新体制を組んだとして、平成16年に参与は、建設部用地管理課長で、制度設計に関わってない事実を確認した。
1216coucil2.jpg それでも市長は「私はそのように認識していた」と述べ、事実と違う答弁に委員らは怒りを顕にした。濱本委員は、「市長が政策アドバイザーで右腕と言って連れてきた参与の職歴経歴を理解していない。何の仕事をしていたのか覚えていないのか。正式に訂正しなければ」と見解を求めた。
 山田委員長は、「参与が関わっていないのは事実だ。このことについては正しい言葉に直すべき」と市長に訂正を求めた。
 また、濱本委員は、参与の任期は3月31日で、そこで完結することが前提。市長は、その先もあるような答弁をしていたことも指摘した。
 15:30に休憩に入り、18:00になっても再開の目処が立たず、17日(木)10:00から開かれることとなった。
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