市議会4定 会期4日間延長しようやく閉会


 小樽市議(横田久俊議長)第4回定例会は、第3回定例会で出された決算議案14件を含む38件について審議し、森井市長のお粗末答弁で紛糾・空転を続け、会期を4日間延長し、12月22日(火)に最終日を迎え、動議提出をめぐり15分遅れの13:15から開会した。
1222council.jpg 冒頭、森井市長から、公明党からの質問書の受け取りを巡っての発言での訂正の申し出があった。(別紙1参照)
 その後、公明党から、異例の「森井市長に対し厳しく反省し真摯で的確な議会対応を強く求める動議」が提出され、主旨説明がなされた。(別紙2参照)採決で、自民(7)、公明(5)、共産(5)、民主(4)の賛成、新風小樽(3)の棄権、無所属)(1)の反対の結果、賛成多数で可決された。
 議会が市長に対するこのような動議を自公共民の絶対多数で可決するのは異例のこと。しかも、第2回・3回・4回の定例会で、「議会に対して真摯に向き合う態度を未だに示していない。事実を無視した答弁や信憑性のない答弁や事実誤認を繰り返し、しばしば議会を空転させた上、そのことを謝罪せず、議会に対し真摯に向き合う姿勢が不足しており、森井市長に厳しい反省を求める」内容の動議が、賛成多数で可決されたが、果たして、市長の認識を変えさせることができるのかは不透明だ。
 しかし、森井市長がこれまでの議会対応に終始するならば、市長VS議会の溝はさらに深くなることは、必至の状況となり、今後の市長の態度が注目される。
 今定例会に上程された平成27年度小樽市一般会計補正予算をはじめとする補正予算議案4件を含む議案24件のうち可決20件。最終日に提案された小樽市公平委員会委員・固定資産評価審査委員会委員の選任と人権擁護委員候補者の推薦についての3件の人事案件はすべて同意。共産党提案の小樽市非核港湾条例案は、賛成少数で否決された。
 請願の「”ふれあいパス”利用者制限撤回、現金乗車の要請方について」や、陳情「母子生活支援施設”相愛の里”改築方について」などは、継続審査となった。
 国や道などの要望する意見書案については、「TPP交渉”大筋合意”についての徹底議論と検証を求める意見書(案)」や、「北海道の全ての子ども達に行き届いた教育を求める意見書(案)」を含む8件は、賛成多数又は、会派一致で可決した。
 また、第3回定例会の決算関係議案14件については、認定12件、可決及び認定2件となった
 市長就任後ずっと空席の副市長については、上林猛教育長に就任を要請したことが明らかになったが、結局、最終日にも副市長選任案は上程されなかった。
 第4回定例会議事日程及び会議次第
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