小中学生の感性光る!図工美術展


 市内の小中学生が、図工や美術の授業の中で取り組んだ作品を一堂に発表する「2015年度小樽市小・中学校図工美術展」が、1月27日(水)から31日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開催。主催は、小樽市教育委員会・小樽市教育研究会。
 毎年、この時期に開かれ、多目的ギャラリーには小学生の作品289点を、市民ギャラリーには中学生の作品710点の計999点を展示した。
Schoolart.jpg 作品のジャンルも幅広く、写生した風景画や自画像、スケッチなどの絵画作品、木工・陶芸・紙粘土などの立体作品など、どれも力作ばかりだ。
 小学1年生のコーナーでは、真っ赤な消防自動車を見てそれぞれが感じる特徴がのびのびと描かれ、2年生は、画用紙いっぱいのひまわりが並び、小学生ならではの感性で描かれ、会場を明るくしている。
 また、どんぐりに日付が書かれたカレンダーや、バスケットボールや空手などのスポーツをする人達を粘土で作った作品など、学年別に展示され、学年を重ねるごとに成長が見られる。
 中学生のコーナーでは、木製の箸箱や自分の特徴を捉えた自画像、バラエティーに富んだ写真立て、豊かな発想の立方体から造形。針金で作ったトカゲやイルカ、本物そっくりに粘土で作った野菜も並び、どの作品も丁寧に取り組む姿勢が感じられる。
 孫の作品を観に訪れた女性は、「どれも素晴らしい。絵を見るのが好きで、子ども達の感性や筆の使い方などとても良かった。いつも楽しみにしている」と話した。

 担当教諭は、「閉校する小学校はいつもより多く出展し、中学校では、立体作品がバラエティーに溢れ、新しい教材に取り組んだ作品も多い。小中学生の作品が一度に観ることができ、成長の過程も分かり、ぜひこの機会に足を運んでもらいたい」と話した。
 なお、市内中学校のアート作品を展示する「第17回アートフェスタ」を、2月3日(水)から7日(日)まで同会場で開催する。
 2015年度小樽市小・中学校図工美術作品展 1月27日(水)〜31日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー 入場無料
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