図書館を便利に活用しよう!小樽図書館で講座


 市立小樽図書館(花園2)は、図書館をもっと便利に活用してもらおうと、1月28日(木)14:00から図書館活用講座を開き、本の探し方や予約の仕方等を説明し、普段入ることのできない書庫を公開した。
tosyokankatsuyo1.jpg 2014(平成26)年からインターネット予約を開始し、使い方の理解を深めるため、昨年に引き続き2回目の開講となった。講師には、同館・石塚則子主査が務めた。
 同図書館は1916(大正5)年に創立し、今年で100周年を迎える。1983(昭和58)年に新図書館がオープンし、2005(平成17)年から電算化を実施。2014(平成26)年からインターネット予約を開始した。蔵書冊数は、2015年3月現在で302,211冊、そのうち、郷土資料31,096冊・児童書51,383冊。
 はじめに、館内にある図書館利用者末端(OPAC)を使っての本の検索方法について詳しく説明し、その中で便利な使い方を紹介した。
 本の名前や著者が分からない場合は、キーワード検索を使い、ひらがなで入力すると、多くの情報を得ることができる。
tosyokankatsuyo2.jpg 自分のパスワードを取得すると、予約したり貸出状況を見ることができ、図書館のHPからも本の検索ができる。マイメニューからは、予約や貸出状況を確認でき、返却日前で予約待ちがない場合は、貸出を延長することができる。
 また、同館に所蔵していない資料や読みたい本のリクエストは、北海道立図書館や札幌中央図書館からも借りることができる。
 同館には、小樽新聞(明治28年5月〜昭和17年10月)や北海タイムズ(大正元年8月〜平成12年9月)が原紙やマイクロフィルムなどで保存され、貴重な資料となっている。
 実際に検索例を挙げ、オタモイ龍宮閣の火災やおたる潮まつりの記事の原紙を紹介した。
 移動図書館車は、2,200冊の本を積み、市内38のステーションを月2回巡回。20〜30分停車している。予約本を運び、2週間の本の貸出やリクエストもできる。
 その後、普段入ることのできない、郷土資料書庫や地下の書庫を見学し、1時間ほどで終了した。
 桜町に住む男性は、「地図や小樽の歴史を知る資料が沢山あり感動した。小樽の歴史等を毎日、発信している。調べるのが好きで参加した」と満足していた。
 石塚主査は、「インターネット予約などの使い方を伝え、図書館を便利に利用してもらいたい」と話した。
 市立小樽図書館