音大生6名ヴィオラ重奏 杜のつどい演奏会

 小樽市高齢者懇談会「杜のつどい」(大橋一弘会長)は、1月5日(火)11:00から、杜のひろば(稲穂2・小樽市産業会館内)を会場に、今井信子氏率いる「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス」の受講生6名による「杜のづどいサロンコンサート」を開き、杜のつどい会員や市民ら60名が集まり、ヴィオラの音色に耳を傾け、優雅なひとときを過ごした。
 同クラスは、ヴィオラ奏者の今井信子氏が講師を務め、実力ある国内外のプロ奏者や音大生が受講生となり、冬の小樽で合宿をしながらヴィオラの演奏を集中して学ぶクラスで、今年で12回目を迎え、市内各地で演奏会を開催。杜のつどいでは、3回目の演奏会となった。
0106viora.jpg 同演奏会では、東京や京都の音大生6名が出演。同クラスには3回目の参加で、杜のつどいへは2回目の出演となる桐朋学園大学3年生・田原綾子さんが、バッハの無伴奏ソナタ第1番ト短調を独奏した。
 引き続き、同大学の3名がベートーヴェンの曲を、ヴィオラのアンサンブルで奏でた。来場者が親しめるよう、東北わらべうたの「どじょっこふなっこ」と四季をテーマにした曲を織り交ぜて演奏したり、ヴィオラにまつわる話などを交えた50分ほどの演奏を来場者たちは楽しんだ。
 アンコールでは、「夢で逢いましょう」を出演者全員でヴィオラ三重奏版を演奏し、大きな拍手に包まれた。
 大橋会長は、「どじょっこふなっこなどの演奏があり、音大生の心の優しさにうっとり。皆さんは、今後各地で演奏会を開き、マリンホールではじっくりと聞かせてもらいたい。ありがとうございました」と感謝した。
 演奏を一番前の席で楽しんだ86歳の男性は、「普段聞けない生演奏が聞けて、思い出深い催し。これからの力になります」と満足した様子だった。
 ヴィオラマスタークラス2016
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