美術館で初開催!フィルム一本勝負作品展とミニ個展


 フィルム1本(36枚)に思いを込めて町を撮り歩く「フィルム一本勝負2016+イッポンズミニ個展×7」が、1月20日(水)から24日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。2年振りの作品展となり、初日には多くのファンが会場に足を運んでいた。
filmippon2.jpg イッポンズの世話人・乾英男、その他会員として、入井直樹・上原稔・ウリュウ・ユウキ・佐藤元彦・津田暁生・山本千尋の6氏。フィルム1本(36枚)と2時間という制限の中、それぞれが個性豊かに小樽を切り取り、個展と合わせ気合の入った作品約400点がずらりと展示されている。
 同会は、2005年に活動を開始し、今回で66回目。何度もテーマにしている同会発足の地・小樽の町に再びスポットを当てた。”小樽各駅停車”と題して、市内7つの駅(銭函・朝里・小樽築港・南小樽・小樽・塩谷・蘭島)を起点に、7名が10月24日(土)に撮り歩いたものを展示している。会場には、フィルム一本勝負の作法も紹介されている。
 円陣を組んで出発の儀式を行い、信頼関係がある写真屋に印刷を依頼するなどこだわりがある。filmippon1.jpg2Lサイズにプリントした写真はアルバムに入れて参加者全員で目を通し、気に入った写真に付箋で1票を投じる。写真談義に花を咲かせ、すべての工程を1日で行い、有意義な日を過ごす。
 今回、初の試みとして、それぞれが得意なフィールドで撮り貯めた中から作品を発表し、7名の個展コーナーを設けた。
 乾氏は、「それぞれのメンバーの個性ある撮り方や、36枚だからこそ楽しさがあり、1枚1枚に気合や観せる意識が詰まっている。小樽の町の違った雰囲気や山や海、素顔の小樽を観てもらいたい」と話した。
 会期中はメンバーが交代で常駐し、週末は、乾氏をはじめメンバーが会場に集まる予定。
 フィルム一本勝負2016+イッポンズミニ個展×7
 1月20日(水)~24日(日)10:00〜17:00(最終日〜15:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・入場無料
 フィルム一本勝負
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