小樽文化賞 古典と音楽の2名表彰


 小樽市文化団体協議会(川村治男会長・56団体)は、小樽市の文化の普及振興に資することを目的とする、平成27年度小樽文化賞「文化貢献賞・文化奨励賞」の受賞者を発表した。
bunka-hiwa.jpg 小樽市の芸術文化の普及と振興を図るため、芸術・文化の向上に関し、功労が顕著な個人・団体に対して贈る「文化貢献賞」には、小樽後志民謡連合会に所属する尺八奏者・日和陽章さん(72)。今後の活動に期待される「文化奨励賞」に、小樽少年少女合唱団指導者で声楽家・浅原富希子さん(41)に決定した。
 同協議会は、2名が所属する団体からの推薦により、昨年12月11日に表彰選考委員会を開き厳しい審査の結果、古典と音楽部門の2名を表彰した。
 文化功労賞は、昭和62年から今年で29回目となり平成26年度まで86名・3団体を表彰し、平成8年に開始した文化奨励賞は、今年で20回目、平成26年度まで12名・1団体を表彰している。
 川村会長は、日和さんについて「50年以上も長い間、努力を続け、それだけの功績がある。一家で民謡に取り組んでいる」と湛えた。
bunka-asahara.jpg また、浅原さんを良く知るだいどうファミリーコール(小樽少年少女合唱団加盟)の大道恒雄会長は、「朗らかな性格で、子どもとのふれあい方や指導方法も素晴らしく、子ども達の憧れの的。雪あかりの路をはじめ、様々なイベントに参加し、小樽を大切に思っている」と褒め湛えた。
 日和さんの妻かつ子さんは、「本人も思いがけない受賞に喜んでいる。これで、家族3人が小樽文化賞を受賞したことになる。これを励みに、”頑張る”と聞いている」と話した。
 浅原さんは、「身に余る賞に感謝している。いろいろな土地で学んだことを、小樽に持ち帰り、小樽に集まる皆さんと、音と心を奏で、これからも、一生懸命努めてまいります」とコメントした。
 表彰式は、2月1日(月)18:00から、ニュー三幸(稲穂)4階ホールで開かれ、受賞者による
尺八と歌声を披露する予定。
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