第17回小樽市中学校アートフェスタ 壁画や絵画83点


 第17回小樽市中学校アートフェスタが、2月3日(水)から7日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。
 西陵・菁園・松ヶ枝・潮見台・桜町・朝里・銭函の7つの中学校の美術部が、部活動の中で制作に取り組んだ、油彩・デッサン・模写・表札・立体作品83点を、一堂に展示している。
 中でも、各校の美術部員が共同制作した壁画7点は、約3mの高さもある巨大な作品が多く、来場者にインパクトを与えている。
 松ヶ枝中美術部共同制作の「思い出」は、大きな時計を描き、四季や行事ごとの思い出や、同校周辺の草木・リス・鳥などの自然を表現したもの。
 潮見台中美術部5名は、神秘的な様子を表現した「深海幽水」。同校・しおかぜ学級4名は、葛飾北斎の代表的な風景画「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」をちぎり絵で模写した作品を出展。
 朝里中美術部は1年生から3年生まで13名が協力して、巨大な壁画に迫力ある「虎」を描いた。
 銭函中美術部の壁画のタイトルは、「艶やかな四季の中で」。平和に過す中で感じる四季を大切にしたい思いを込め、植物や生物に艶やかさを出したところが見所で、花びらや帽子、髪の毛のグラデーションに苦労したエピソードが添え書きされている。
 菁園中は、四畳半の大きさに「都会外れの月あかり」を、桜町中は、「まだ見ぬ世界へ」を発表。それぞれの部員がテーマを話合い、力を合わせて制作に取り組んだ力作。

 当番の教諭は、「昨年より1校減り7校となったが作品数は揃い、それぞれに個性が光った作品が多い。各学校での様々な取り組みをこの機会に観ていただきたい」と話した。
 第17回小樽市中学校アートフェスタ 2月3日(水)〜7日(日)10:00〜17:00(最終日15:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー 入場無料
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