無農薬野菜の即売"土曜市" 市内小学校に図書寄贈


 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(石山和則実行委員長)は、即売会「土曜市」を開催するしりべしなんでも百姓クラブの協力を得て、2009(平成21)年から小樽市内の子ども達に新刊児童図書の寄贈を続けている。
hyakusyoclub1.jpg 今年度は、長橋小学校へ75冊、潮見台小学校へ62冊の計137冊(20万円相当)を寄贈。各学校希望の児童図書が贈られる。
 その贈呈式が、4月20日(水)14:00から、小樽市教育委員会庁舎(花園5)2階教育長室で開かれ、同委員会の鈴木創事業委員長をはじめ、しりべしなんでも百姓くらぶ・滝下純一郎代表と同・村上順一事務長が出席し、林秀樹教育長に本を手渡した。
 林教育長は、「毎年寄贈していただきありがたい。子ども達も大変喜ぶと思う。我々も即売会に協力し、今後もよろしくお願いします」と感謝した。
hyakusyoclub2.jpg 滝下代表は、「無農薬野菜の即売会を始めて30年が経つ。即売会をするため、小樽市に場所を貸してもらい、何かお返ししようと、本を寄贈することを始めた。この関係がずっと続けられれば」と話した。
 都通り商店街では、毎年5月上旬から11月中旬までの毎週土曜日の11:00から13:00(売り切れ次第終了)に、新規就農者が集まる”しりべしなんでも百姓くらぶ”が中心となり、採れたての無野薬野菜や山菜、平飼いの卵、手作りケーキやプリンなどを販売する「土曜市」を開催。
 生産者と買い物客が会話を楽しみ、時には調理方法や家庭菜園のアドバイスなども聞くことができ、大勢のリピーターが集まり、短時間で売り切れるほどの人気を集めている。
 参加店舗は売上の中から1件につき500〜1,000円を毎回徴収され、図書の購入費用のために積み立てられる。
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 当初は社会福祉協議会へ、2009(平成21)年から2012(平成24)年までは、市立小樽図書館へ累計387冊(80万円相当)を寄贈。その後、小中学校の図書購入予算が少ないと聞き、2014(平成26)年には稲穂小と花園小に、2015(平成27)年は高島小と桜小に、2年間で208冊(40万円相当)を寄贈している。
 雪解けが早いこともあって例年より1週間早く、今年は、4月30日(土)から「土曜市」を開催。場所も都通り商店街アーケード内のぎんざからディッセンバー3までの間で販売する予定。
 糖度が増した越冬野菜(じゃがいも・玉ねぎ・人参)や、山菜・卵・はちみつなどが店頭に並ぶ。11月中旬までの毎週土曜日に開催する。
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