自慢のノドを披露!優勝旗争奪"民謡決勝大会"

 第67回北海道民謡連盟小樽後志地区「民謡決勝大会」が、5月8日(日)9:30から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで、小樽後志民謡連合会(佐々木清志会長)が主催し、盛大に開かれた。
 後志地区23の会に所属する4歳から95歳までの約90名が、6つの部に分かれて出場。日頃の練習の成果を発揮し、会場に艶やかな歌声が響いた。
shiribesiminyo1.jpg 6つの優勝旗獲得と全道民謡決勝大会への出場権を狙い、出場者はみな気合が入り緊張感漂う大会となった。
 開会式では、佐々木大会長をはじめ、森井秀明市長、中村裕之衆議院議員、道議会議員、市議会議員がステージに登壇。激励の言葉を述べた。
 審査に先立ち、伴奏社中による「ソーラン節」で開幕を祝った。
 審査委員長に日和かつ子氏、副審査委員長・相蘇貴子氏、審査委員・日和義貴氏の3名が、厳しく審査を行なった。
 プログラム第1部は、幼年・少年少女の部(幼児~中学3年生)の7名が登場。道南ナット節や北海浜節など、三味線や太鼓・お囃子に合わせて元気に歌った。中でも2歳から民謡を始めた今大会の最年少・秋山瀬奈さん(4)は、道南ナット節を披露。会場で見ていた祖母は、「風邪を引いてしまったが、頑張りました」と話した。
shiribesiminyo2.jpg 第2部・江差追分の部は、12名がエントリー。歌手顔負けの歌声に、観客は聞き惚れていた。それぞれに個性ある民謡の独特の歌回しが会場に響き、大きな拍手が贈られていた。
 その後、74歳以上の寿年の部や熟年の部、第5部の全国民謡の部と北海道民謡の部に分かれ、熱唱が16:00過ぎまで続いた。
 本日の大会は、今後開かれる3つの大会の選抜大会で、1つ目の7月31日恵庭市で開催の全道民謡決勝大会へは、幼年・少年少女の部から2名、寿年の部2名、熟年の部1名の計5名が、2つ目の10月2日帯広市開催の全道民謡決勝大会(高校生から65歳まで)へ、江差追分の部の3名と全国民謡の部3名・北海道民謡の部3名の計9名が、3つ目の来年6月11日札幌の道新ホールで開催の道新杯一般の部大会へは、江差追分の部2名・全国民謡の部2名・北海道民謡の部2名の6名が、小樽地区連の代表選手となる。
 佐々木大会長は、「小樽後志民謡連合会は、創立102年の歴史があり、北海道民謡大会・全国民謡大会・江差追分大会の3冠を獲得した人も多く、素晴らしい人を全道大会に送り出してきた。少子化や趣味の多様化が進むが、民謡を継承し、多くの方に参加してもらいたい。祝津パノラマ展望台には、江差追分節名歌碑と北海浜節民謡碑が建立されるなど、小樽は民謡の里と呼ばれている。この気持ちを繋ぎ、ぜひ頑張ってもらいたい」と激励した。
 北海浜節全国大会が、9月11日に小樽での開催を予定している。