共育ネットワーク! 講座や相談も充実


 平成27年5月末に設立した「小樽わくわく共育ネットワーク」は、子どもも大人も共に育とうと、小樽市教育委員会の家庭教育支援事業の一組織として活動。2年目を迎えた平成28年度は、ネットワーク事業の充実や相談体制の強化を図り新たにスタートした。
 同ネットワークは、生涯学習プラザ「レピオ」を拠点に、「小樽のすべての子どもたちが、健康でいきいきと自分らしく学び、家庭の絆を深めながら、親子が共に成長して暮らしていける街にすること」を目的としている。
wakuwakunet.jpg このネットワークができる前は、教育委員会が「家庭教育講座」として年4回ほど実施。初年度は30回、今年度は50ほどの講座を開講し、ほぼ無料で受けられる。
 新たな試みとして、お母さんを対象にした体験等の「お母さん部門」・中学生までの親子で参加する「親子部門」・大人も子どもも祖父母もすべての人を対象に「なんでも部門」の3つの部門に分けた。
 お母さん部門や親子部門は、お母さんに元気になってもらい、子どもやお父さんにも元気を繋げられるような講座を開講。親子で一緒に体験して学び、それが思い出となり興味を広げてもらう。6月には、18日に身の回りに隠れている「英語みっけ!家の中編」、25日に環境教育プログラム「グローイングアップワイルド体験会」、29日に絵本やわらべ歌・手遊び「絵本カフェ」などを企画している。
 なんでも部門は、様々な世代の地域の人に関わってもらいながら、子育てする町を目指している。みんなでこれからの子どもたちのことを考え、協議したり問題を提起したりする「わくわくワールドカフェ~ひとつなぎものがたり」を開催する。第3回目となる「子どもなんでも協議会」を5月11日(水)に開催。発達障害について話し合う。
 相談体制の強化については、子育ての不安・悩みを気軽に話せる場所づくりを目指した。家庭教育支援員の北橋尚枝氏の他2人を増員し、それぞれに曜日を決め常駐。さらに、北海道が実施する講座を受けた「家庭教育ナビゲーター」も相談に応じる。話すことで悩みを解決し、必要であれば専門機関への紹介も行う。
 悩みや心配事がある人が、気軽に参加できるカフェ方式の講座(学びカフェ)も開講する予定。各講座の後も家庭教育ナビゲーターの相談を受けることができる。
 不登校の居場所ブロジェクト「子どもカフェ」をスタート。不登校の小中学生が、学校と家庭以外に安心できる場所を提供する。6月11日(土)・25日(土)13:00〜16:00、出入り自由
 昨年11月29日に開かれた「わくわく共有フェスティバル」を、9月16日(金)から19日(月・祝)の4日間開催する。3日間は、各部門に分けて開かれ、4日目の最終日にレピオ全館を借切り、賑やかに楽しい催しを予定している。
 生涯学習アドバイザー・田口智子さんは、「様々な講座があり、どれもおすすめ。ほぼ無料で参加でき、何かと誰かと繋がるきっかけにしてもらいたい」と話した。
 各講座の問合せ・申込み 0134-24-3363・FAX0134-24-3291
 おたるわくわく共育ネットワーク(富岡1・小樽生涯学習プラザ内)
 生涯学習アドバイザー・田口智子
 小樽わくわく共育ネットワークについて
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