43点の新作が一堂に!小樽美術協会展


 小樽を代表する美術家が集う「第48回小樽美術協会展」が、6月7日(火)から12日(日)まで市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれ、心待ちにしていた市民や知人らの目を楽しませている。
 市内外で活躍する実力ある30代から90代の作家43名の水彩画・油彩画・日本画・版画・立体造形など、1人1点ずつ新作を発表。作家同士も、初めて観る作品を鑑賞し合う機会となる。サイズも様々でF100号やF130号の大作も多く、来場者にインパクトを与えている。
otaru-art.jpg 同会最高齢となる新覚吉郎さん(94)は、ギターを演奏している人物を表情豊かに描いた作品を発表。勢力的に作品づくりに励んでいる。
 市内祝津港で出漁準備の作業をする漁師を丁寧に描いた高橋晟さんは、「人物は難しく、よく観察して描いている」と話した。
 中村訓敬さんは、消防庁舎前の池を描いた風景画を出展した。日本画は、上田入子さんの「月夜に」と、小梁川貴子さん「鶏頭」の2点。
 ナカムラアリさんと宮井保郎さんの版画作品は、それぞれの作家のスタイルを魅力的に表現した作品。
 現代アート作家(インスタレーション)の谷口明志さんは、アルミ板にアルミの針金をつけたものを貼り付け、空間全体が作品となり、見る角度によって影が生まれる。

 抽象画や心象画なども並び、自由に作品を観て想像の世界を膨らませることができる。
 高橋晟さんは、「高齢になっても描き続け出展され、感心してしまう。小樽を代表する作家が集まり、この機会に作品を楽しんでもらいたい」とPRした。
 第48回小樽美術協会展 6月7日(火)〜12日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)市民・多目的ギャラリー 入場無料
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