優雅に咲くアートフラワー! 遠田絢子教室作品展


 バラやガーベラなどゴージャスで本物そっくりなアートフラワー、第24回遠田絢子教室作品展が、6月14日(火)から18日(土)まで、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれ、市外からも大勢のファンが訪れ、華やかな花々を楽しんだ。
artflower1.jpg 同作品展は、1年おきに開催され、遠田氏の自宅教室と道新文化センターで学ぶ60〜80歳代の生徒12名と遠田氏の共同作を含む作品61点を展示している。気に入った作品は購入できる。
 深雪アートフラワーは、真っ白な布から花びらや葉を丁寧に手作りした芸術的な造花で、香りが湧き上がり、花びらも落ちそうなほど本物そっくりに仕上げているのが特徴。
 絹や木綿の布を花びらや葉の形に切って染め、コテでくぼみを作ったり、裏面にワイヤーを張る。葉の色は、一色だけではなく濃淡を付け、葉脈もリアルに表現している。
artflower2.jpg 遠田氏はアートフラワーを始めて40年。遠田氏ならではのバラは生徒の憧れで、華やかで表情豊か。バラに魅せられて遠田氏に教わる生徒も多い。
 相澤英子さんは、8年前から干支を製作し、丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申と可愛らし置物は人気がある。涼しげな金魚も可愛らしい。花々の製作にも励み、「これまでの集大成です」と話した。
 会場でひと際目を引く共同作品3点は、大輪のアネモネや引き立て役のリキュウソウ、グロリオサとモミジアオイのコンビネーションも華やか。
artflower3.jpg かすみ草やアスチルべ、カタクリや桜など、実在する花をモチーフにした作品が多く、中には、花に留るモンシロチョウも手作りし、今にも飛び立ちそうだ。
 展示会を楽しみしていた女性は、「繊細な作品が多く、素晴らしい。材料からの応用やアイディアがすごい。真っ白な布から作る葉の色や花を観て、勉強を兼ねて来た。今後の作品づくりの参考にしている」と話した。
 遠田氏は、「高齢な方も作品づくりを頑張っています。沢山の方に観ていただきたい」と話した。
 第24回遠田絢子教室作品展 6月14日(火)〜18日(土)10:00〜18:00(最終日16:00)
 小樽市観光物産ブラザ(色内2)3番庫ギャラリー 入場無料
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