2,691人が駆け抜けた!運河ロードレース大会

 第28回おたる運河ロードレースが、好天に恵まれた6月19日(日)、色内埠頭公園をスタートし、小樽の町を駆け抜けた。
 1989年(平成元年)に、小樽港開港90周年を記念して始まった同大会は、全国各地から2,691人が参加。昨年より約430人ほど減少した。ボランティア523人が大会を支えた。
 ハーフ・10km・5km・2.5kmコースが用意され、自分のレベルにあったコースで、日頃の練習の成果を発揮して、ゴール目指して駆け抜けた。沿道には、知人や市民らが詰めかけ、選手を応援する声が飛び交った。
 大会会場となる色内埠頭公園周辺は、朝からウォーミングアップをする選手が行き交い、受付時間になると、選手が続々と集まった。
ungaroadrace1.jpg 8:30から開会式が行われ、大会長の森井秀明市長が挨拶。「取り組んできた成果を充分に発揮され、思い出深い大会となることを期待している。怪我のないようベストを尽くされることを祈願する」と激励した。
 横田久俊大会総務から、ハーフマラソン(21.0975km)や10kmコースは、関門を設け、一定の時間内に通過しなければ失格となるなど、ルールについて伝えられた。
 同公園の海側には、ハーフマラソンのゼッケンをつけた選手らが、緊張した面持ちで並び、号砲とともに一斉にスタートを切った。
 その後、9:15に5kmコース、9:20に2.5kmコース、9:25に10kmコースがスタートし、小樽の町へ駆け出した。
 運河周辺では、選手が次々と走り抜け、旭橋を下った付近は、選手を応援する人が集まり、エールを贈った。
 ハーフマラソンコースは、さらに、小樽水族館まで走って折り返し、途中の給水所では、ボランティアが、氷で冷やした水を用意して激励した。水を受け取った選手は、口に含ませたり、頭からかけながら走り過ぎた。
ungaroadrace2.jpg ゴール前では、大勢の人が見守り、息を切らしてゴールを目指す選手を励ました。ナンバーカードで抽選会が開かれ、道外からの参加選手に「遠来賞」として記念品を、完走者全員に「完走証」が渡された。
 各コースの競技終了後、6位まで表彰式が行われ、入賞した選手は、笑顔を見せていた。
 2.5km小学生男子の部で優勝した都香太陽君(札幌南沢小学校6年)は、3度目の出場で初めて優勝を果たし笑顔を見せた。「自分のペースで走ることができた。以前優勝した子を目標に練習に励み、優勝を狙い頑張った。陸上クラブで1,500mの選手。日頃からの良きライバルの藤原幹大君も頑張った」と話した。
 昨年同様、きのこ王国提供のきのこ汁が、ボランティアを含め参加者全員に振舞われた。小樽家庭婦人スポーツ連絡協議会10名と高校生ボランティアの協力で配膳され、選手らは、温かいきのこ汁を味わった。
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 同会・千葉晴美代表は、「今年は、3,250食を用意している。皆さんに美味しかったと喜んでもらい、また来年も参加してもらいたい」と話した。
 同大会で初めて、小樽あんかけ焼そば親衛隊ブースを出店し、同親衛隊・坂田理隊長をはじめ隊員らは、会場で、できたての小樽あんかけ焼きそばをワンコインで提供した。
 なお、完走者全員の大会記録は、アイ・サム社の北海道スポーツコミュニケーションの「おたる運河ロードレース大会」に、6月21日以降掲載される予定。
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