市長定例記者会見 行政ミスを詫びる!


0712mayer.jpg 小樽市は、7月12日(火)11:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で定例記者会見を開いた。第2回定例会の会期延長の影響で、予定した日程を変更して開かれた。
 冒頭、森井市長は、市の2件のミスについて、システム上の問題が原因で、保険医療部の高額介護サービス費支給の過払いと財政部の軽自動車税における納税証明書の不具合で、迷惑をかけた市民に対して詫び、職員にチェック体制の見直しや規律保持について注意喚起を促したと述べた。
 北照高校サッカー部初の全国大会出場、ニトリグループ運営の「小樽芸術村」オープンに、市としても協力する。
 (株)大八栗原蒲鉾店(入船1・栗原康代表取締役)の「復古版宗八入角焼」が、2016(平成28)年3月開催の第68回全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞したことや、節目となる第50回おたる潮まつりについても触れ、第2回定例会で議決した保育士就労支援補助金制度を今月から開始するとした。
 質疑応答では、2年ぶりに9日(日)にオープンしたおたるドリームビーチについての質問が集中。

 Q:おたるドリームビーチ海水浴場ルールについて
 A:この度のルールづくりは、組合単独ではなく、行政も中心となり様々な方の力添えで作られたルール。2年前の事故は、組合員の方も深く受け止め、啓発について取り組まなければならないと認識している。多くの方への周知とルールを守ることが第一。実行性も含め見直され、安全安心な海水浴場としてのルールとしてはもちろん、飲酒運転根絶に向けて効果のある環境になることが望ましい。
 Q:海の家37棟から12棟になり、持込みの飲酒についてはどうか?
 A:飲酒運転啓発活動に力を入れ、市民はもとより道民の皆さんに周知することで、ひとつでも起きないようにすることが責務。
 Q:飲酒撲滅に関しての条例については?
 A:小樽市単独での条例化はないが、周知徹底に取り組むことが大切。飲酒運転の根絶は、小樽市だけでの課題ではなく、やはり、北海道全域で取り組むことが重要。7月13日が「飲酒運転根絶の日」になったことは、小樽市は他市より率先して取り組むべき。
 Q:サンセットビーチ等に関して、今期においてサポート(安全管理費)を中止し、トラブルが懸念されるが?
 A:違法状況の中で、開設すべきではないと思うが、市としての権限は持ち得ない。現行において、違法状況における是正対応に取り組んでいる。違法状況で開設し、税を充てることとはあり得ない。川沿いは事故が多く危惧している。安全管理や救助には至らないため、安全措置を市としては行えない。事故が起こりうる重点エリアとなり、対応策を行わなければならない。
 Q:違法建築物を使用して海水浴場を開設していることについて
 A:建設部・保健所・海水浴場届出とそれぞれが所管していて、とりまとめるところはない。すべてバラバラになり、海岸線の管理において道へ課題があると伝え、道が改善策を検討する時に、また伺う。市役所内においても、それぞれの担当でも共有認識を持ち始めて、道に対してアプローチできるかと思う。
 議会で問題になった公用車使用については、公務遂行上、効率的に他の公務を回るために必要な措置と弁明した。
 また、議会最終日に提出が予定された市長に対する問責決議案について、動議が可決されたことについては、今までもこれからも真摯に受けとめ、誠意を持って対応することが第一と述べたが、問責決議案については、結果的に議場において説明等がなく、コメントすべきことではないとした。
 次回の市長定例記者会見は、8月2日(火)11:00からを予定している。