少年野球の入船フェニックス 初の全国大会へ


 入船小学校と花園小学校の児童が入部する、入船フェニックス野球少年団チーム(平野貴大監督・部員18名)は、1980(昭和55)年の創立以来、初の全国大会出場を果たした。かねてからの念願が叶い、チーム一丸となって練習に取り組んでいる。
 4月下旬から7月上旬にかけて全道98チームが出場する、第5回北海道C-1トーナメントを勝ち抜き、ベスト4の成績を収め、8月13日(土)から17日(水)まで兵庫県淡路島で開催される、第38回全日本都市対抗少年野球淡路島大会への出場を決めた。
 また、7月16日(土)から18日(月)まで室蘭市と登別市で開催の全道各地で優勝した14チームが集結する、高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント南北海道予選大会へも、小樽を代表して出場。少年野球の甲子園と呼ばれる神宮出場をかけて、熱き戦いを繰り広げる。同チーム1回戦目は、優勝候補の滝川少年野球倶楽部の予定。
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 現在、部員は6年生7名を含む18名。平野監督(42)も同チームOBで、当時、骨折して優勝を逃した苦い経験を持つ。息子が入部しコーチを務め、監督になって3年目。現在の6年生を4年生から育て、全国大会出場を目標に掲げ、練習メニューを変え、練習量を増やし、冬も体育館でトレーニングを続けてきた。昨年開催の新人戦で全道3位となり、手応えを感じたという。
 5:30から7:00までの朝練習を週3回と16:00から19:00までの夕練習を週2回実施している。バッティングよりも守備を中心に流れを掴んで勝つチーム。6月18日(土)花園グランドで開かれた小樽支部予選大会では、エラーにより1失点しただけだった。
 キャプテンでキャッチャーの長内尚希君(12)は、「支部大会優勝に向けて練習し、当日は集中できた。優勝できて嬉しかった。本大会(7/16)でも優勝し全国大会へ進みたい。試合中、声を出し集中して取り組めたら勝てると思う」と自信を覗かせた。
 ピッチャーの川村寛太朗君(12)は、「緩急をつけた投球をし完封。南北大会の1回戦目は良いピッチャーと聞き、点を取られないように抑えていきたい」と全力投球を誓った。
 同監督は、「息子がチームに入部してコーチとなり弱いチームだった。愛着があり指導に励んだ。全国大会は楽しもうと思う。南北大会は、優勝して神宮を目指したい」と意気込みを語った。
 なお、全国大会出場のための寄付金を募っている。問合せ 090-3770-2935 平野監督
 ゆうちょ銀行【郵便局から送金】記号19060  番号4372053
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 名称 入船フェニックス父母の会
 入船フェニックス野球少年団HP